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ボードゲームの隠れた名作12選!きっと知らないゲームが見つかる

ボードゲームのサイコロとコマと宝石のイラスト

知る人ぞ知る「隠れた名作ボードゲーム」を12種類集めました。有名タイトルに比べて話題に上がる機会は少ないものの、どれも独自の魅力を持つ良作ばかりです。初心者でも楽しめるものから、通なプレイヤーが唸る深みのある作品まで幅広く紹介しますよ!

TEN(テン)

『TEN(テン)』は、数字カードと演算子カードを組み合わせて「10」を作るカードゲームです。各プレイヤーに6枚ずつ手札を配り、山札から1枚引いて計7枚で「数字4枚+演算子3枚」を使い、計算式として10を作ります。正しく10を作れたら「TEN!」と宣言し、赤カードを得点として獲得します。

プレイ人数は2〜4人、プレイ時間は10〜30分。対象年齢は10歳以上です。カードを捨てたり、他プレイヤーの捨て札を狙ったりする“読み”の要素があり、短時間ながら頭脳戦が楽しめます。計算に親しみながら遊べる、教育的要素もある名作です。

くだものあつめ

『くだものあつめ』は、かわいらしい見た目ながら、手札管理と計画性が試される国産カードゲームです。プレイヤーは畑を耕すようにカードを出し、果物を集めてスコアを競います。カードの使い方次第で展開が変わるため、先読みが勝敗を分けます。

運と戦略のバランスがよく、子どもから大人まで一緒に楽しめます。シンプルなルールで親子プレイにも最適な一作です。

ラッキーナンバー

『ラッキーナンバー』は、1〜20の数字タイルを使い、自分の4×4マスの庭ボードを昇順に並べていくパズルゲームです。縦列・横列の両方で数字が昇順になるように配置し、最初に全てのマスを埋めた人が勝ちです。

プレイ人数は1〜4人、対象年齢8歳以上、プレイ時間は約20分。引いたタイルを配置するか、場の捨て札と交換するかの判断が面白く、運と判断力のバランスが絶妙。初心者にも遊びやすい名作です。

ウミガメの島

『ウミガメの島』は、サイコロを振って自分のカメを進め、卵カードをより多く集めることを目指すレース+駆け引きゲームです。最大3つのサイコロを振り、合計が7以下なら出目×ダイス数分進めますが、8以上でバーストしてスタート地点に戻ります。他のカメの上に乗って移動するユニークな要素も特徴です。

プレイ人数は2〜7人、対象年齢7歳以上、プレイ時間は約30分。子どもから大人まで笑いながら盛り上がれる定番レースゲームです。

バザリ

『バザリ』は、宝石商人となり、宝石を集めて得点を競う同時選択+交渉ゲームです。プレイヤーは「宝石を得る」「得点を得る」「サイコロを振って再移動+得点する」の3つのアクションから1つを同時に選択。2人が同じ行動を選んだ場合は交渉(バーター)でどちらかが行動、3人以上が重なると全員失敗になります。

心理戦と読み合いの緊張感が魅力で、3〜4人プレイ時が特に面白い構成です。宝石トークンの美しさも人気の理由です。

スペースベース

『スペースベース』は、宇宙艦隊の司令官となって艦船を購入・配備し、ダイスの出目に応じて報酬を得るダイス×ドラフトゲームです。自分のターン以外でも報酬を得られる仕組みが特徴で、常に全員がゲームに関わります。

プレイ人数は2〜5人、対象年齢10歳以上、プレイ時間は約60分。徐々に自分の艦隊を強化していく“エンジン構築”の快感があり、戦略ゲーマーにも人気です。

トランスアメリカ&ジャパン

『トランスアメリカ&ジャパン』は、鉄道ネットワーク構築ゲームの名作『TransAmerica』の日本版。プレイヤーはスタート都市から線路を伸ばし、配られた5枚の都市カードのすべてを最初に接続することを目指します。他プレイヤーの線路を利用できるのがポイントです。

プレイ人数は2〜6人、対象年齢8歳以上、プレイ時間は約30分。アメリカと日本の2つのマップが選べ、家族でも遊べる優れた入門作です。

スティーブンスン・ロケット

『スティーブンスン・ロケット』は、鉄道会社を運営しながら、列車を拡張・統合していく戦略ゲームです。会社の成長に合わせて株を得たり、他社と合併して利益を上げたりと、経営的判断が問われます。

プレイ人数は2〜4人、対象年齢12歳以上、プレイ時間は約60分。鉄道と投資の要素が融合した、熟考型の中〜重量級作品です。

カルタヘナ

『カルタヘナ』は、海賊が牢獄を脱出して船を目指すレースゲームです。カードを出して前進、駒を後退させてカードを補充する、というシンプルながらも奥深いシステムで構成されています。

プレイヤーは6体の海賊を全て船に到達させれば勝利。プレイ人数は2〜5人、プレイ時間は30〜45分程度で、前進と後退の判断が勝敗を左右します。テンポが良く、家族でも楽しめる定番レースゲームです。

グリュックス

『グリュックス(Glüx)』は、光をテーマにしたエリア多数獲得型の陣取りゲームです。自分の色のライトチップを盤上に配置し、複数の部屋(エリア)を明るく照らして支配していきます。各部屋で最も多く自分のチップを置いたプレイヤーが得点を獲得します。

プレイ人数は2〜4人、対象年齢8歳以上、プレイ時間は30〜45分。運要素は控えめで、どこに配置するかの戦略性が高い作品です。色彩が美しく、見た目も華やかな名作です。

サンクトペテルブルク

『サンクトペテルブルク』は、ロシア帝国時代の都市発展をテーマにしたカードゲームです。職人(労働者)・建物・貴族などのカードを購入し、経済基盤を発展させていきます。同種カードを多く持つとコストが下がるなど、計画性が重要です。

プレイ人数は2〜4人、対象年齢10歳以上、プレイ時間は約45〜60分。カード購入・手札管理・割引システムを駆使し、最も得点を稼いだプレイヤーが勝利します。中量級の戦略ゲームとして根強い人気を誇ります。

テオティワカン:シティオブゴッズ

『テオティワカン:シティオブゴッズ』は、メソアメリカ文明を舞台にした1〜4人用の都市発展ボードゲームです。プレイヤーはワーカーダイスを使い、資源を集め、技術を開発し、神殿を登攀しながらピラミッドを築いていきます。

ゲームは3つの時代(エクリプス)に分かれて進行し、各プレイヤーはさまざまなルートで勝利点を獲得します。プレイ時間は90〜120分と長めで、戦略性が高くリプレイ性も抜群。重厚なテーマと緻密な設計が光る、戦略ゲーマー向けの傑作です。

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様々なオリジナルゲームを企画・開発。

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