アートをテーマにしたボードゲームは、創造力を刺激しながら遊べるのが魅力です。絵を描いたり、形を作ったり、色を組み合わせたりと、普段のボードゲームとは違った体験ができます。
本記事では、初心者でも楽しめるアート系ボードゲームを11作品紹介しますよ。
①モダンアート
ライナー・クニツィアがデザインした1992年発表の競りゲーム。プレイヤーは画商となり、5人の画家の作品をオークション形式で売買します。複数のオークション方式を使い分けるのが特徴で、市場の流れを読む戦略性が求められます。アート市場の駆け引きを体験できるのが魅力です。
参考:モダンアート|ボドゲーマ
②バルバロッサ
クラウス・トイバーによる粘土造形ゲームで、1988年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。粘土で作った造形を他プレイヤーに当ててもらう形式で、難しすぎても簡単すぎても得点が伸びません。サイコロや宝石を使った要素も加わり、造形と推理の両方を楽しめます。
参考:バルバロッサ
③エセ芸術家ニューヨークへ行く
一筆ずつ絵を描き加えてお題を完成させる中に、1人だけお題を知らない「エセ芸術家」がいます。最後に誰がその人物かを推理し、多数決で決まればエセ芸術家は敗北です。ただし、正解を言い当てれば逆転勝利も可能です。推理と駆け引きが盛り上がるゲームです。
④いろかたおりがみ
お題に沿って折り紙を指定の回数だけ折り、模様を再現するパズルゲームです。黒線に沿って折るなどの制約があり、色彩感覚や空間把握力が試されます。1人でも複数人でも遊べる点が魅力です。子どもから大人まで幅広く楽しめます。
参考:いろかたおりがみ
⑤Just 3 folds(3回折るだけの簡単なゲーム)
折り紙を3回折ってお題カードの模様を再現するシンプルなゲームです。鏡に写して確認しながら折る仕組みがユニークで、直感と空間把握が必要になります。ルールは簡単でも高度なパズル性があります。「できた!」という達成感を味わえます。
参考:Just3folds | ひとりメイカー NakagawaHands
⑥フォトムズ
スマートフォンなどのカメラを使い、立体的に作った街並みを撮影する協力型ゲームです。各プレイヤーには「写したい動物」と「写してはいけない動物」が割り当てられます。建物配置や構図を工夫し、撮影一回で成功を目指す緊張感があります。チームワークの達成感が魅力です。
参考:フォトムズ|ボドゲーマ
⑦ピクチャーズ
ひも、木製ブロック、カラフルなキューブなどの素材を使って写真カードを表現します。各ラウンドごとに異なる素材を使うため、想像力が必要です。完成した作品を推測し合う推理要素も加わります。創造力とコミュニケーションが盛り上がります。
⑧キャンバス
半透明のアートカードを3枚重ねて絵画を完成させるゲームです。カードには得点アイコンが描かれており、重ね方で見た目と得点が変わります。美しい作品と戦略性が両立しています。完成品はインテリア的にも楽しめます。
参考:キャンバス–ボードゲーム通販 JELLY JELLY STORE
⑨ジオメトギャラリー
ダイスで出た抽象的な記号だけを使って絵を描き、他プレイヤーに当ててもらうゲームです。限られた記号で工夫して伝わる絵を描く点がポイントです。シンプルながら戦略性もあり、遊ぶたびに新しい発想が生まれます。抽象表現を楽しむことができます。
参考:ジオメトギャラリー
⑩おえかきネハンズ
仏教美術「涅槃図」をテーマにした紙ペンゲーム。カードに描かれたキャラクターをシートに描き写し、目標を満たすことで得点を得ます。対戦・協力・ソロプレイが可能で、幅広い遊び方が楽しめます。文化的モチーフとゲーム性が融合した作品です。
参考:おえかきネハンズ | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント
⑪ソーイングアート
2色の毛糸を使ってフェルトに縫い付けるようにお題を表現するゲームです。裁縫が得意でなくても遊びやすく、手縫いならではの「心地よさ」と「もどかしさ」を体験できます。完成した作品を当て合う要素もあり、創作と推理の両方を楽しめます。
参考:【新作】Sewing Art | 『ゲームマーケット』公式サイト | 国内最大規模のアナログゲーム・ テーブルゲーム・ボードゲーム イベント
ボドゲを作っています
様々なオリジナルゲームを企画・開発。