ドイツはボードゲーム大国として知られており、数々の名作が生まれてきました。家族で気軽に遊べるものから、戦略性の高い上級者向けまで幅広く揃っていますよ。
本記事では、長年愛され続ける定番作品と、近年のドイツ年間ゲーム大賞に関連する話題作を厳選して15種類紹介します!
初心者でも遊びやすいルールの作品から、じっくり考えて楽しむゲームまで幅広く取り上げています。これからボードゲームを始めたい方も、最新のトレンドを知りたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドイツの定番ボードゲーム7選!
①カタンの開拓者たち(Catan)
「カタンの開拓者たち」は、1995年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品で、今も世界中で愛され続けています。プレイヤーは資源を集め、道や町を建設して勝利点を競います。資源の交換交渉が重要で、コミュニケーションがゲームを盛り上げる大きな要素です。
また、ランダムに配置される地形タイルによって、毎回異なる展開が楽しめる点も魅力です。初心者でもルールが理解しやすく、長年のファンも飽きさせない奥深さがあります。
②カルカソンヌ(Carcassonne)
「カルカソンヌ」は、地形タイルを並べて都市や道を作り上げていくゲームです。シンプルなルールでありながら、戦略的な配置が勝敗を分けます。自分のコマをどこに置くかで得点が変化するため、先を見通した計画性が必要です。
運と戦略のバランスが絶妙で、家族や友人同士で気軽に楽しめる点が人気の理由です。タイルを置くだけの簡単な動作で進行するため、小さな子どもでも遊びやすい作品です。
③ドミニオン(Dominion)
「ドミニオン」は、デッキ構築型ゲームの代表作です。プレイヤーは手札を使って新しいカードを購入し、自分のデッキを強化していきます。勝利点を集めるために、どのカードを優先して獲得するかが重要な戦略要素になります。
毎回異なるカードセットが用意されるため、リプレイ性が非常に高いことが特徴です。運と計画性が絶妙に絡み合い、シンプルながらも深い駆け引きを楽しめます。
④アズール(Azul)
「アズール」は、美しいタイルを使って模様を完成させるゲームです。2018年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞し、そのアート性と戦略性で高く評価されました。プレイヤーは場からタイルを選び、自分のボードに配置して得点を重ねます。
見た目の美しさとわかりやすいルールが特徴で、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。プレイが進むにつれて選択肢が減っていくため、先読みの力が試されるゲームです。
⑤スコットランドヤード(Scotland Yard)
「スコットランドヤード」は、1983年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した推理系ボードゲームです。ロンドンを舞台に、1人が逃走役「ミスターX」を担当し、他のプレイヤーは刑事として協力しながら追跡します。移動手段を推測し、捕まえるかどうかが勝敗のカギになります。
非対称の役割分担と、推理要素が強いプレイ体験が特徴です。協力と駆け引きが入り混じり、プレイヤー同士のやり取りも大きな魅力となります。
⑥テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)
「テラフォーミング・マーズ」は、火星を開拓して人類が住める環境を整えることをテーマにした重厚な戦略ゲームです。プレイヤーは企業のリーダーとなり、資源やプロジェクトを管理しながら火星を変革していきます。
複雑なルールを持ちますが、その分深い戦略性が楽しめる作品です。長時間プレイ向きで、ボードゲーム愛好者に強く支持されています。
⑦スプレンダー(Splendor)
「スプレンダー」は、宝石商となって資源を集め、発展カードを購入して勝利点を競うゲームです。シンプルなルールでありながら、効率的な資源管理やタイミングの見極めが勝敗を左右します。
短時間で遊べる軽量級の戦略ゲームとして、幅広い層に人気があります。美しいチップや直感的なプレイ感も、プレイヤーを惹きつける要素です。
年間ドイツゲーム大賞から日本版が発売されたおすすめ8選
①ウィングスパン(Wingspan)
「ウィングスパン」は、鳥のコレクションとエコシステムをテーマにしたボードゲームで、2019年にドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門を受賞しました。プレイヤーは多種多様な鳥カードを集め、生態系を構築して得点を競います。
美しいイラストと科学的な知識に基づいたデザインが魅力で、遊びながら自然に鳥類や生態系について学べる点も特徴です。ボードゲームと教育的要素が融合した作品として高く評価されています。
②ザ・クルー(The Crew: The Quest for Planet Nine)
「ザ・クルー」は、2020年のドイツ年間ゲーム大賞に輝いた協力型トリックテイキングゲームです。宇宙探査をテーマに、プレイヤーがミッションを協力してクリアしていきます。従来の対戦型カードゲームとは異なり、プレイヤー同士の連携が不可欠です。
50以上のミッションが用意されており、徐々に難易度が上がる構成になっています。仲間と挑戦を重ねることで達成感を味わえる点が特徴です。
③マイクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)
「マイクロマクロ:クライムシティ」は、2021年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。大きな白黒の街地図を広げ、その中に描かれた人物や出来事を観察して事件を解決していきます。
プレイヤーは探偵となり、細かく描かれた絵の中から手がかりを探す体験が楽しめます。直感的でわかりやすく、年齢や経験に関係なく幅広い層に受け入れられています。
④カスカディア(Cascadia)
「カスカディア」は、2022年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した自然テーマのボードゲームです。プレイヤーは地形タイルと動物トークンを組み合わせて、生態系を作り上げていきます。シンプルなルールながら、最適な配置を考える奥深さがあります。
リラックスしながら楽しめるプレイ感と、美しいアートワークが特徴です。家族や初心者にも遊びやすい設計になっています。
⑤スカウト(Scout)
「スカウト」は、日本発のゲームで、2022年のドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品です。数字の並びを活用し、より強力なカードを場に出して勝利を目指します。手札の並び替えができないという独特のルールが緊張感を生みます。
短時間で遊べるうえに盛り上がりやすく、海外でも高く評価されています。日本のデザイン力が世界に認められた例の一つといえるでしょう。
⑥チャレンジャーズ!(Challengers!)
「チャレンジャーズ!」は、2023年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したデッキ構築型のカードゲームです。プレイヤーはカードを集めてデッキを強化し、トーナメント形式で戦います。運と戦略が交差するスピーディーな展開が特徴です。
多人数で盛り上がりやすく、大会形式の遊び方も魅力の一つです。シンプルなルールでありながら、繰り返し遊びたくなる要素が詰まっています。
⑦ドーフロマンティック(Dorfromantik: The Board Game)
「ドーフロマンティック」は、人気ビデオゲームを基にした作品で、2023年にドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされました。プレイヤーは協力してタイルを配置し、美しい田園風景を作り上げていきます。
ビジュアルの美しさと穏やかなプレイ感が特徴で、競争が苦手な人でも安心して楽しめます。家族やカップルで遊ぶのにも適しています。
⑧ネクストステーション:ロンドン(Next Station: London)
「ネクストステーション:ロンドン」は、鉄道ネットワークを描く紙ペンゲームで、2023年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされました。プレイヤーはランダムに引かれるカードに従って路線を描き、効率的な交通網を作り上げます。
コンパクトで持ち運びやすく、短時間で楽しめる点が魅力です。シンプルながらも頭を使う内容で、幅広い層に人気を集めています。
ボドゲを作っています
様々なオリジナルゲームを企画・開発。