5歳は、数や文字に興味を持ち始め、ルールのある遊びを通じて「考える力」がぐんと伸びる大切な時期です。ボードゲームは、そんな5歳のお子さまが遊びながら集中力・記憶力・数の感覚・コミュニケーション力を育める、最高の知育ツールといえます。
とはいえ、種類が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまう保護者の方も多いはず。そこでこの記事では、京大生ボードゲームクリエイター集団「京大ボドゲ製作所」が、5歳の子どもがハマるおすすめボードゲーム20選を、選び方ガイドと一緒に系統別にわかりやすく紹介します。親子で楽しみながら学べる一本がきっと見つかります。
5歳のボードゲームを選ぶときの5つのポイント
発達段階に合った難しさを選ぶ
5歳は理解力に個人差が大きい時期です。ルールが複雑すぎると遊ぶ前に飽きてしまうため、まずは説明が数分で済むシンプルなゲームから始めましょう。慣れてきたら少しずつ考える要素の多いものへ広げると、無理なくステップアップできます。
短いプレイ時間で遊べるものを選ぶ
5歳の集中力が続くのはおおよそ10分から20分程度です。1ゲームが短時間で終わるものを選べば、最後まで集中して「もう1回!」と繰り返し楽しめます。短いゲームを何度も遊ぶうちに、自然とルールや勝ち方を覚えていきます。
五感や体を使って楽しめるものを選ぶ
カラフルなコマをつかんだり、ベルを鳴らしたり、バランスを取ったりと、手や目を使って遊べるゲームは5歳児が夢中になりやすいです。視覚や触覚を刺激する遊びは、楽しさだけでなく感覚の発達にもつながります。
数・文字・図形など学びにつながるテーマを選ぶ
せっかくなら、遊びながら学べるテーマのゲームがおすすめです。数を数える、色を見分ける、形を合わせる、言葉を覚えるといった要素が入ったゲームなら、小学校入学に向けた土台づくりにも役立ちます。
家族みんなで一緒に楽しめるものを選ぶ
5歳児がボードゲームを好きになる一番の理由は「家族と一緒に楽しい時間を過ごせること」です。大人もつい本気になれる、子どもと大人がハンデなしで競えるゲームを選ぶと、家族みんなで盛り上がれます。
5歳におすすめのボードゲーム20選 比較表
まずは今回紹介する20作品を一覧で比較します。気になるゲームの詳しい紹介は、このあと系統別に解説します。対象年齢に「5歳簡易」とあるものは、ルールを少しやさしくすれば5歳でも一緒に楽しめます。
ゲーム名 | ジャンル | 対象年齢 | 人数 | 鍛えられる力 |
|---|---|---|---|---|
おばけキャッチ | 反射神経 | 8歳〜(5歳簡易) | 2〜8人 | 瞬発力・判断力 |
ドブル | 観察・スピード | 6歳〜 | 2〜8人 | 観察力・集中力 |
ハリガリ | 計算・反射 | 6歳〜 | 2〜6人 | たし算・瞬発力 |
スピードカップス | 反射・色 | 6歳〜 | 2〜4人 | 色の識別・スピード |
ナインタイル | 記憶・パズル | 6歳〜 | 2〜4人 | 記憶力・図形認識 |
TEN | 計算・数字 | 6歳〜 | 2〜6人 | 四則演算・計算力 |
カタミノ | 図形パズル | 3歳〜 | 1〜2人 | 空間認識・思考力 |
ウボンゴ | 図形パズル | 7歳〜(5歳簡易) | 1〜4人 | 図形認識・集中力 |
きらめく財宝 | 色・予想 | 5歳〜 | 2〜4人 | 色の識別・予想力 |
ゴブレットゴブラーズ | 陣取り | 5歳〜 | 2人 | 先読み・戦略 |
どうぶつしょうぎ | 思考・将棋 | 4歳〜 | 2人 | 論理的思考 |
スティッキー | バランス | 6歳〜 | 2〜4人 | 手先・集中力 |
キャプテン・リノ | バランス | 5歳〜 | 2〜5人 | 手先・空間認識 |
雲の上のユニコーン | すごろく | 4歳〜 | 2〜4人 | 数の理解・ルール |
ナンジャモンジャ | 記憶・瞬発 | 4歳〜 | 2〜6人 | 記憶力・発想力 |
キオクコネクト | 記憶・英単語 | 6歳〜 | 2〜6人 | 記憶力・英単語 |
ドメモ | 推理・数字 | 8歳〜(5歳簡易) | 2〜5人 | 推理力・数の感覚 |
ハゲタカのえじき | 心理・数字 | 8歳〜(5歳簡易) | 2〜6人 | 数の比較・読み合い |
レシピ | 記憶・収集 | 4歳〜 | 2〜4人 | 記憶力・観察力 |
ごきぶりポーカー | 心理戦 | 8歳〜(5歳簡易) | 2〜6人 | 表情を読む・かけひき |
スピード・反射神経で盛り上がるボードゲーム5選
おばけキャッチ
対象年齢:8歳〜(ルールを簡単にすれば5歳〜) / プレイ人数:2〜8人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:瞬発力・判断力 / 入手先:玩具店・通販
カードの条件に合う正しいコマを誰よりも早くつかむ反射神経ゲームです。色と形のひっかけで大人もつい間違えるため、お子さまとハンデなしで真剣勝負ができます。最初は「正しい色のコマだけ取る」など簡単ルールにすれば5歳でも夢中になります。
ドブル
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜8人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:観察力・集中力 / 入手先:玩具店・通販
2枚のカードに必ず1つだけある共通の絵柄を素早く見つけるスピードゲーム。絵を探すだけなので5歳でもすぐに遊べ、観察力と集中力が自然と鍛えられます。丸いケースで持ち運びやすく、外出先でも活躍します。
ハリガリ
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:たし算・瞬発力 / 入手先:玩具店・通販
場のフルーツがちょうど5つになった瞬間にベルを鳴らす、たし算の入門にぴったりなゲーム。「5になったら鳴らす」という遊びを通じて、数を数える力や合わせて5を作る感覚が身につきます。算数が好きになるきっかけにもなります。
スピードカップス
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:色の識別・スピード / 入手先:玩具店・通販
お題カードの通りにカラフルなカップを並べ替え、いちばん早くできたらベルを鳴らすアクションゲーム。色を見分けて手早く並べる遊びが、色彩感覚と手先の器用さを育てます。短時間で何度も遊べて盛り上がります。
ナインタイル
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:記憶力・図形認識 / 入手先:玩具店・通販
9枚のタイルをめくって入れ替え、お題と同じ模様を誰よりも早く完成させるスピードパズル。どの面にどの絵柄があるかを覚える記憶力と、図形を見分ける力が同時に鍛えられます。1人でタイムアタックもできます。
かず・色・パズルで考える力が育つボードゲーム6選
TEN(四則演算カードゲーム)
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:四則演算・計算力 / 入手先:公式ストア
京大ボドゲ製作所が開発した、数字を組み合わせて10を作る計算カードゲーム。遊んでいるうちに自然と数の感覚や計算力が身につくので、小学校の算数の土台づくりにぴったり。5歳ならまずはたし算だけのやさしいルールから始められます。(TENの詳しい紹介はこちら)
カタミノ
対象年齢:3歳〜 / プレイ人数:1〜2人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:空間認識・思考力 / 入手先:玩具店・通販
カラフルな木製ブロックをボードに隙間なく敷き詰めるパズルゲーム。難易度を自由に調整できるので、3歳から大人まで長く遊べます。試行錯誤しながら形を当てはめる遊びが、空間認識力と粘り強く考える力を育てます。
ウボンゴ
対象年齢:7歳〜(簡易版なら5歳〜) / プレイ人数:1〜4人 / プレイ時間:約25分 / 鍛えられる力:図形認識・集中力 / 入手先:玩具店・通販
決められた形のピースを使って、制限時間内に枠をぴったり埋めるスピードパズル。ピース数を減らせば5歳でも挑戦でき、できたときの達成感が大きいゲームです。海外では教材としても使われる知育効果の高い一作です。
きらめく財宝
対象年齢:5歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約25分 / 鍛えられる力:色の識別・予想力 / 入手先:玩具店・通販
氷の柱を溶かして、こぼれ落ちる宝石の色を予想して集めるドキドキのゲーム。どの色が多く落ちるかを考える予想の楽しさと、キラキラの宝石を集めるワクワク感で5歳児に大人気。色を見分ける力も自然と身につきます。
ゴブレットゴブラーズ
対象年齢:5歳〜 / プレイ人数:2人 / プレイ時間:約10分 / 鍛えられる力:先読み・戦略 / 入手先:玩具店・通販
大中小のコマを使う「進化系まるばつゲーム」。小さいコマに大きいコマをかぶせられるので、相手のコマを飲み込んで逆転できます。シンプルなのに先を読む戦略性があり、5歳でも大人と互角に勝負できる名作です。
どうぶつしょうぎ
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2人 / プレイ時間:約10分 / 鍛えられる力:論理的思考 / 入手先:玩具店・通販
3×4マスの小さな盤で遊ぶ、こども向けの将棋ゲーム。動かせる方向が矢印で描かれているので、ルールが読めなくても遊べます。先を考えて駒を動かす遊びが、論理的に考える力をやさしく育ててくれます。
バランス・すごろくでドキドキ楽しむボードゲーム3選
スティッキー
対象年齢:6歳〜(5歳でも一緒に遊べる) / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:手先・集中力 / 入手先:玩具店・通販
サイコロの色に合う棒を、束が崩れないようにそっと引き抜くバランスゲーム。指先を慎重に使う遊びが集中力と手先の器用さを育てます。崩れる瞬間のドキドキで家族みんなが盛り上がる、皇室でも遊ばれた定番作です。
キャプテン・リノ
対象年齢:5歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:手先・空間認識 / 入手先:玩具店・通販
折り曲げたカードを柱にして、ビルをどんどん高く積み上げていくバランスゲーム。倒さないように慎重に重ねる手先の感覚と、崩れそうでハラハラする展開が5歳児に大人気。手札を早くなくした人が勝ちというシンプルさも魅力です。
雲の上のユニコーン
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約10分 / 鍛えられる力:数の理解・ルール理解 / 入手先:玩具店・通販
サイコロを振ってユニコーンを進め、キラキラの宝石を集める可愛いすごろくゲーム。出た目の数だけコマを進める遊びを通じて、数を数える力やすごろくの基本ルールが自然と身につきます。初めてのボードゲームにもおすすめです。
ことば・記憶・かけひきが楽しいボードゲーム6選
ナンジャモンジャ
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:記憶力・発想力 / 入手先:玩具店・通販
現れた謎の生き物に名前をつけ、同じ生き物が出たら早く名前を叫ぶ記憶ゲーム。珍しい名前をつける発想力と、それを覚えておく記憶力が鍛えられます。4歳から遊べてみんなで大爆笑できる、家族の鉄板ゲームです。
キオクコネクト(英単語かるたゲーム)
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約20分 / 鍛えられる力:記憶力・英単語 / 入手先:公式ストア
京大ボドゲ製作所が開発した、かるた形式で楽しく英単語を覚えられる記憶ゲーム。遊びながら英語に触れられるので、早期の英語学習の入り口にぴったりです。家族で競い合ううちに、自然と語彙と記憶力が伸びていきます。(キオクコネクトの詳しい紹介はこちら)
ドメモ
対象年齢:8歳〜(5歳でも簡易ルールで) / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:推理力・数の感覚 / 入手先:玩具店・通販
自分だけが見えない自分のタイルの数字を、見えている情報から推理する数当てゲーム。数を見比べて考える遊びが、数の感覚と論理的な推理力を育てます。タイルの数を減らせば5歳でも一緒に楽しめます。
ハゲタカのえじき
対象年齢:8歳〜(5歳でも簡易ルールで) / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:数の比較・読み合い / 入手先:玩具店・通販
手札のカードを同時に出し、いちばん大きい数字を出した人が得点をもらえる数比べゲーム。数の大小を比べる力と、相手の出方を読むかけひきが学べます。カードを見比べるだけなので、5歳でも数の感覚を育てながら遊べます。
レシピ
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 鍛えられる力:記憶力・観察力 / 入手先:玩具店・通販
自分のお題料理に必要な具材カードを集めて、いち早く完成させる料理テーマのゲーム。かわいいカードと簡単ルールで4歳から遊べ、必要な具材を覚えておく記憶力と観察力が育ちます。子どものハマる率が高い人気作です。
ごきぶりポーカー
対象年齢:8歳〜(5歳でも簡易ルールで) / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約20分 / 鍛えられる力:表情を読む・かけひき / 入手先:玩具店・通販
「これはカエルだよ」と本当かウソかを言いながらカードを押し付け合う、ブラフ(はったり)ゲーム。相手の表情を読む力と、自分の気持ちを隠すかけひきが楽しめます。ウソをつく・見抜くやりとりは5歳児にも大ウケします。
5歳のお子さまに京大ボドゲ製作所のオリジナルゲームもおすすめ
遊びながらしっかり学べるゲームを探しているなら、京大ボドゲ製作所のオリジナルゲームもぜひ。京大生クリエイターが、楽しさと学びを両立させて開発しています。
数の感覚と計算力を育てたいなら、四則演算カードゲーム「TEN」。早くから英語に親しませたいなら、英単語かるた「キオクコネクト」がおすすめです。どちらも5歳から長く遊べて、小学校の学習にもつながります。
よくある質問
5歳は何分くらい集中して遊べますか?
5歳の集中力が続くのは、おおよそ10分から20分程度です。1ゲームが短時間で終わるものを選ぶと、最後まで集中して楽しめます。飽きてきたら無理に続けず、短いゲームを何度か遊ぶ形にすると盛り上がります。
ルールが難しいゲームは5歳には早いですか?
複雑なルールをそのまま教えるのは難しいですが、ルールを簡単にアレンジすれば対象年齢が上のゲームでも一緒に遊べます。たとえば使うカードや数を減らす、勝敗より遊ぶことを優先するなど、お子さまのペースに合わせるのがコツです。
ボードゲームは5歳の知育に本当に役立ちますか?
はい。ボードゲームは数を数える、色や形を見分ける、順番を守る、相手の気持ちを考えるなど、就学前に育てたい力を遊びながら自然に伸ばせます。家族との楽しい時間の中で学べることが、一番の知育効果につながります。
2人だけでも楽しめるゲームはありますか?
あります。ゴブレットゴブラーズ、どうぶつしょうぎ、カタミノなどは2人でじっくり遊べるゲームです。親子1対1で向き合って遊ぶ時間は、お子さまの自己肯定感やコミュニケーション力を育てるのにも役立ちます。
兄弟で年齢差があっても一緒に遊べますか?
遊べます。おばけキャッチやナンジャモンジャ、ハリガリのように、年齢に関係なく同じ土俵で競えるゲームを選ぶと、上の子も下の子も一緒に楽しめます。ハンデをつければ大人も加わって家族全員で盛り上がれます。
まとめ
5歳のボードゲーム選びでは、発達段階に合った難しさ・短いプレイ時間・五感を使う楽しさ・学びにつながるテーマ・家族で楽しめることの5つを意識すると失敗しません。
まずはおばけキャッチやナンジャモンジャのような短時間で盛り上がる定番から始め、慣れてきたらどうぶつしょうぎやカタミノのようにじっくり考えるゲームへ広げていくと、お子さまの「考える力」がぐんぐん伸びていきます。
遊びながら計算力や英単語まで学べる京大ボドゲ製作所のTENやキオクコネクトも、5歳の学びと遊びを両立させる一本としてぜひ手に取ってみてください。
