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世界三大ボードゲームを解説!カタン・ドミニオン・カルカソンヌの特徴をおさらい

カタンを遊ぶ4人の男女

ボードゲーム好きなら一度は耳にしたことがある「カタン」「ドミニオン」「カルカソンヌ」。これらは世界中で愛される名作であり、ボードゲームの歴史を語るうえで欠かせない存在です。

本記事では、それぞれの特徴や魅力、なぜ多くの人に支持され続けているのかを、初心者にもわかりやすく解説します。

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世界三大ボードゲームとは?

「世界三大ボードゲーム」とは、世界中で広く遊ばれ、ボードゲーム文化の発展に大きな影響を与えた3つの名作を指します。一般的に「カタンの開拓者たち(Settlers of Catan)」「ドミニオン(Dominion)」「カルカソンヌ(Carcassonne)」の3作品がその代表です。これらはいずれもドイツ発の“ユーロゲーム”と呼ばれるタイプで、運と戦略のバランスが絶妙なことで知られています

1990年代から2000年代にかけて登場したこれらのゲームは、今もなお世界中で愛されています。ルールはシンプルですが、戦略の幅が広く、家族や友人同士でも楽しめることが人気の理由です。

世界三大ボードゲーム①「カタン」

「カタン」の基本的なルール

『カタンの開拓者たち』は、無人島を舞台に開拓と発展を目指すボードゲームです。プレイヤーは資源(木材・レンガ・羊・麦・鉱石)を集めて道や開拓地を建て、最終的に10点の「勝利点」を最初に獲得した人が勝ちです。資源はサイコロの出目で手に入り、他のプレイヤーとの「交渉」や「交換」がゲームを大きく左右します。

「カタン」のユニークなポイント

カタンの面白さは、プレイヤー同士の“交渉”にあります。自分の資源が足りないときは、他のプレイヤーと取引することで道を開くことができます。運要素もありますが、それをどう活かすかは戦略次第。さらに、ボードの配置が毎回変わるため、何度遊んでも新鮮な展開を楽しめます

「カタン」が有名になった背景

1995年にドイツで発売されたカタンは、「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞し、瞬く間に世界中へ広まりました。アプリ版やオンライン版も登場し、今ではボードゲームの定番中の定番。教育現場での採用例もあり、「考える力を育てるゲーム」としても評価されています。

参考:カタン スタンダード版

世界三大ボードゲーム②「ドミニオン」

「ドミニオン」の基本的なルール

『ドミニオン』は、2008年に登場したカードゲームで、「デッキ構築型ゲーム」という新しいジャンルを生み出しました。プレイヤーは共通のカードプールからカードを購入し、自分専用のデッキを強化していきます。ゲーム終了時に最も多くの「勝利点カード」を集めた人が勝者となります。

「ドミニオン」のユニークなポイント

最大の特徴は、プレイ中に自分のデッキを作り上げていくこと。毎回使用されるカードセットが変わるため、ゲーム展開も千差万別です。プレイヤーの判断力や戦略構築力が勝敗を分ける点が魅力で、カードゲーム好きにとってたまらない奥深さがあります。

「ドミニオン」が有名になった背景

『ドミニオン』は2009年に「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞し、その革新性で世界を驚かせました。この作品をきっかけに「デッキ構築型」ゲームが一大ジャンルとして広まり、多くの名作が誕生しました。シンプルなルールながらも、カードの組み合わせで無限の戦略を楽しめる点が評価されています。

参考:ドミニオン | ANALOG GAME INDEX

世界三大ボードゲーム③「カルカソンヌ」

「カルカソンヌ」の基本的なルール

『カルカソンヌ』は、フランス南部の古都をモチーフにしたタイル配置型のボードゲームです。プレイヤーは順番に地形タイルを置いて都市や道、草原をつなげ、自分のコマ(ミープル)を配置します。完成した地形に応じて得点を得て、最終的に最も高得点を取ったプレイヤーが勝利します。

「カルカソンヌ」のユニークなポイント

タイルを引く運と、どこに置くかという戦略のバランスが絶妙です。タイルがつながるたびに街並みが広がり、ゲームが進むほどボードが美しく完成していくのも魅力の一つ。初心者でも理解しやすく、家族で楽しめる点が高く評価されています。

「カルカソンヌ」が有名になった背景

2000年に登場したカルカソンヌは、翌年「ドイツ年間ゲーム大賞」を受賞しました。その後、多くの拡張版が発売され、さまざまなテーマで遊べるようになりました。シンプルで遊びやすい一方、上級者向けの戦略も楽しめるため、長く愛される定番ゲームとなっています。

参考:『カルカソンヌ』シンプルながらも奥が深い、ボードゲームの定番【ボードゲームガイド】 – ファミ通.com

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