「株 ボードゲーム」と検索しているあなたへ。実際の株式市場と同じように時価が変動し、相場の読み・キャピタルゲイン・配当・損切り・ポートフォリオ分散といった金融の基本が"遊びながら"身につくボードゲームを、京大ボドゲ製作所が15タイトル厳選しました。
投資初心者向けのやさしい教材から、本格派の投資シミュレーション、本場の鉄道株経営をテーマにした18xxシリーズ、短時間で遊べるカジュアル系まで、目的別にまとめています。プレイ人数・プレイ時間・対象年齢・学べる金融知識まで網羅したので、ご家庭や友人との学びの時間にぴったりの一本がきっと見つかります。
株ボードゲームの基礎知識|時価・配当・損切りを遊んで学ぶ
株や投資をテーマにしたボードゲームは、ゲーム中に株価や資産の価値(時価)が動的に変動する仕組みを持つボードゲームの総称です。プレイヤーは「安く買って高く売り抜ける」キャピタルゲインを狙ったり、配当を受け取ったり、損切りで損失を最小化したりしながら、最終的な所持金を最大化することを目指します。
時価変動メカニクスとは
「時価」とは、市場で取引される実勢価格のこと。株/投資ボードゲームでは、プレイヤー自身の売買行動や、ゲーム中に発生するイベント(経営者の交代、自然災害、規制強化など)によって株価が上下します。「需要が集まれば値が上がり、売りが集まれば下がる」という現実の株式市場と同じ仕組みが、ゲームの土台になっています。
ベッティング(賭け)との違い
価値変動のあるゲームには「ベッティング(賭け)」というメカニクスもありますが、これは賭けた金額に応じてリターンが確率的に決まる仕組みです。一方の株式取引メカニクスは「相場の変動」によって利ざやを稼ぐ仕組みで、プレイヤーが市場に対して能動的に影響を与えられる点で、似て非なるシステムだといえます。
株ボードゲームで学べる5つの金融知識
株/投資をテーマにしたボードゲームでは、次の5つの金融概念が自然と身につきます。
① キャピタルゲイン:安く買って高く売って得る差益
② 配当:株を保有しているだけで得られる定期的な収入
③ 損切り:含み損を確定させて被害を最小限に抑える判断
④ ポートフォリオ分散:複数銘柄に資金を分散してリスクを抑える発想
⑤ 市場心理:他のプレイヤー(=他の投資家)の動きを読む力
2022年から高校の家庭科で金融教育が必修化された流れもあり、子ども・若者の金融リテラシー教材としても株ボードゲームは注目を集めています。
株ボードゲームの失敗しない選び方5軸
15タイトルからどれを選ぶか迷ったら、次の5つの軸でチェックしてみましょう。
① 目的で選ぶ:教育/娯楽/本格シミュ
お子さまの金融教育を目的にするなら「7歳から学べる投資ゲーム」や「株トレ」など初心者向けの軽量級が向いています。本格的に投資ロジックを体験したい大人には、「シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ」や18xxシリーズなどの重量級が満足度が高いでしょう。
② プレイ人数で選ぶ
2人プレイ可能なのは「株トレ」「異世界アキンド」「18チェサピーク」「1830」など。3〜5人向けは「モダンアート」「アクワイア」、5人以上の大人数でも盛り上がるのは「インペリアル」「1830」「アクワイア」などです。
③ プレイ時間で選ぶ
30分以下でサクッと遊べるのは「異世界アキンド」。1時間前後で楽しめるのは「株トレ」「パンナム」「モダンアート」。2〜3時間以上の重量級は「シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ」「インペリアル」「1830」など。週末や合宿の本気プレイ向きです。
④ 難易度で選ぶ
ルールがシンプルな軽ゲーは「ブラックフライデー」「異世界アキンド」「7歳から学べる投資ゲーム」。中量級は「株トレ」「モダンアート」「アクワイア」「パンナム」。本格的な重ゲーは「18xxシリーズ」「インペリアル」「シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ」など。
⑤ 対象世代で選ぶ
家族で遊ぶなら7歳から遊べる「7歳から学べる投資ゲーム」、小学校高学年〜大人なら「株トレ」「モダンアート」、本格派の大人なら18xxシリーズや「シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ」。
株ボードゲームおすすめ15選 比較表
15タイトルのスペックを早見表にまとめました。気になる候補を絞り込む参考にしてください。
ゲーム名 | カテゴリ | 対象年齢 | 人数 | 時間 | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
株トレ | 初心者・金融教育 | 10歳〜 | 2-4人 | 45-60分 | 5,000円 |
7歳から学べる投資ゲーム | 初心者・金融教育 | 7歳〜 | 2-6人 | 30-60分 | 4,000円前後 |
モダンアート | 初心者・金融教育 | 10歳〜 | 3-5人 | 45分前後 | 2,000円前後 |
ブラックフライデー | 初心者・金融教育 | 12歳〜 | 3-5人 | 90分前後 | 6,000円前後 |
アクワイア | 本格派・投資シミュ | 12歳〜 | 2-6人 | 90分前後 | 7,000円前後 |
シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ | 本格派・投資シミュ | 14歳〜 | 2-4人 | 120-180分 | 10,000円前後 |
パンナム | 本格派・投資シミュ | 12歳〜 | 2-4人 | 60分前後 | 6,000円前後 |
ナヴェガドール | 本格派・投資シミュ | 12歳〜 | 2-5人 | 60-90分 | 6,000円前後 |
インペリアル | 本格派・投資シミュ | 12歳〜 | 2-6人 | 120-180分 | 8,000円前後 |
18チェサピーク | 鉄道株経営 | 13歳〜 | 2-6人 | 150-210分 | 12,000円前後 |
四国1889 | 鉄道株経営 | 14歳〜 | 2-6人 | 90-210分 | 12,000円前後 |
1830 | 鉄道株経営 | 14歳〜 | 2-6人 | 30-360分 | 15,000円前後 |
異世界アキンド | 短時間・カジュアル | 10歳〜 | 2-4人 | 20-50分 | 3,000円前後 |
ミレニアム・ブレード | 短時間・カジュアル | 12歳〜 | 2-5人 | 80-120分 | 8,000円前後 |
モノポリー(番外編) | 資産経営 | 8歳〜 | 2-6人 | 60-180分 | 3,000円前後 |
【初心者・金融教育向け】株ボードゲームおすすめ4選
まずは「株式投資ってどんなもの?」を遊びながら掴むのに最適な、初心者・お子さま・家族向けの4タイトルを紹介します。
株トレ|京大ボドゲ製作所の代表作
プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:45〜60分 / 対象年齢:10歳〜 / 価格:5,000円 / 学べる金融知識:時価変動・配当・心理戦・損切り・分散投資
「株トレ」は、京都大学の現役大学院生たちで結成された京大ボドゲ製作所が「遊びながら学ぶ」をコンセプトに開発した、株式投資シミュレーションボードゲームです。所持金1,000万円からスタートし、5社の企業株を売買して資産を増やすことを目指します。
ターンごとに引かれるイベントカード(「原油安によって日隈貿易の株価+1」など)で社会情勢を再映し、買い注文が集まれば株価が上昇、売りが集まれば下落する、現実の市場と同じ時価変動メカニクスを採用。株を持っているだけで一周ごとに配当金がもらえる仕組みもあり、長期保有戦略も取れます。
このゲームについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
株トレ|株や投資が学べるボードゲーム!【商品紹介】
公式ストア:
株トレ | 京大ボドゲ製作所 BASE
外部メディアによるレビュー:
遊びながら株式投資が学べる優れもの! 現役京大院生が開発したボードゲーム「株トレ」で遊んでみた | ほとんど0円大学
7歳から学べる投資ゲーム|子どもの金融デビューに
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:30〜60分 / 対象年齢:7歳〜 / 価格:4,000円前後 / 学べる金融知識:投資の基本・リスクとリターン・分散投資
その名のとおり、7歳の子どもから家族で楽しめる投資教育ボードゲーム。シンプルなルールとカラフルなデザインで、「買う・売る・配当を受け取る」という投資のいちばん基本的な動作を遊びながら学べます。
「投資=怖い」というイメージを払拭し、リスクとリターンが連動する基本原理を直感的に理解できる構造になっています。親子で楽しみながら金融リテラシーの第一歩を踏み出すのに最適です。
実際に遊んでみた体験記事はこちら:
7歳から学べる投資のボードゲームを投資初心者の大人が体験。漠然とした「怖い」という気持ちが薄れた。 | 楽天みんなのマネ活
モダンアート|価格はどう決まる?を体感する競りゲーム
プレイ人数:3〜5人 / プレイ時間:45分前後 / 対象年齢:10歳〜 / 価格:2,000円前後 / 学べる金融知識:競り・需給バランス・市場価格の形成
アート市場をテーマにした、ボードゲーム史に残るオークションゲームの名作。プレイヤーは画商となって、5人の画家の絵画を競り落とし、画家の市場価値を上げながら売買して利益を稼ぎます。
「価格はなぜ動くのか」「市場で評価されるとはどういうことか」という株式市場の根本原理を、競りという形で体験できる教科書のような一本。1992年発売の古典で、ボードゲーマ上のお気に入り登録数も1,200を超える鉄板作品です。
詳細はこちら:
モダンアート(Modern Art) | ボドゲーマ
ブラックフライデー|暴騰暴落を体感する経済シミュレーション
プレイ人数:3〜5人 / プレイ時間:90分前後 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:6,000円前後 / 学べる金融知識:需要と供給・市場の暴騰暴落・損切り
「ブラックフライデー(暗黒の金曜日)」の名のとおり、商品市場の急騰と暴落を体験するハードコアな経済ゲーム。プレイヤーは4つの商品を売買し、価格の急変動を読みながら最大利益を狙います。
暴落イベントが頻発する設計で、リスク管理と損切り(早めに見切りをつけて損失を最小化する判断)の重要性が肌で理解できます。
解説動画はこちら:
【ブラックフライデー】乱高下する株を売買して一攫千金を目指せ / TGG ボードゲーム
【本格派・投資シミュ】株ボードゲームおすすめ5選
株式市場のシビアさをリアルに再現した重量級タイトル。買収・合併・配当判断・大株主としての経営権など、現実の投資家ロールプレイを満喫できます。
アクワイア|ホテルチェーンの株主になる古典名作
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:90分前後 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:7,000円前後 / 学べる金融知識:M&A・株主配当・チェーン買収戦略
不動産買収をテーマにした古典中の古典。プレイヤーはホテルチェーンの株主となり、買収や合併を繰り返してチェーンを成長させ、株価を引き上げて利益を狙います。
「どの会社が伸びそうか」「合併された側の株主にもボーナスが入る」「大株主と少数株主で報酬が異なる」など、株式会社の基本構造がそのままゲームメカニクスに反映されているのが秀逸。投資戦略の入門書として何度も遊べる一本です。
解説動画はこちら:
【アクワイア】四大古典ゲーム!完全インスト編【ボードゲーム】
シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ|1900年代シカゴで会社を経営
プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:120〜180分 / 対象年齢:14歳〜 / 価格:10,000円前後 / 学べる金融知識:会社設立・株式発行・配当判断・株式売買
1900年代初頭のシカゴ黄金期を舞台に、投資家として会社を設立・運営し、株を売買して資産を増やすゲーム。「自分が株主としていくら投資するか」「配当を出すか内部留保するか」といった意思決定が連続します。
株主としての利益と社長としての経営判断が同居する、本格的な投資家ロールプレイが体験できる重量級。株主配当と株価の関係を肌で理解できる作品です。
詳細はこちら:
シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ(City of the Big Shoulders) | ボドゲーマ
パンナム|航空業界の黄金期で経営と株を学ぶ
プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:60分前後 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:6,000円前後 / 学べる金融知識:株価変動・配当・売却益
かつて栄華を誇った米パンナム社をモチーフにした航空業界経営ゲーム。プレイヤーは小規模航空会社の経営者となり、航空路線を開拓してパンナム社に売却することで利益を得ます。
自社経営による収益と、株式売買による資本ゲインの両面から利益を狙う複眼的な投資感覚を養えます。ラウンドごとのイベントと株価変動が絶妙に組み合わさり、テンポ良くプレイできるのも魅力。
詳細はこちら:
パンナム(Pan Am) | ボドゲーマ
ナヴェガドール|大航海時代の市場プレイで価格変動を読む
プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:60〜90分 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:6,000円前後 / 学べる金融知識:価格変動・市場プレイ・植民地投資
大航海時代のポルトガルを舞台に、ロンデルというアクション選択システムで航海・市場売買・植民地投資を行う中量級ゲーム。
価格変動の激しい市場で、いつ買っていつ売るかを見極める時価ベースの判断力が問われます。航海戦略・市場戦略・植民地戦略のどれに特化しても勝てる懐の深さも魅力です。
詳細はこちら:
ナヴェガドール(Navegador) | ボドゲーマ
インペリアル|大株主が国家を動かすユニーク戦略ゲーム
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:120〜180分 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:8,000円前後 / 学べる金融知識:国債投資・大株主による経営支配
帝国主義時代のヨーロッパで6つの国家の債券を売買し、各国の最大債券保有者として国家の政治・軍事をコントロールする独創的な投資ゲーム。
「最大株主が経営を握る」という現実の株式市場の構造を、国家レベルに拡張して体験できるユニークなデザイン。配当(国家収入)の最大化を目指して大株主の座を奪い合う心理戦が熱いです。
詳細はこちら:
インペリアル(Imperial) | ボドゲーマ
【鉄道株経営・18xxシリーズ】株ボードゲームおすすめ3選
「18xx」とは、19世紀の鉄道株式会社経営をテーマにした重量級シリーズの総称です。プレイヤーは資本家として鉄道会社の株を取得し、社長として経営に参画。会社の利益と個人資産を切り分けて管理する、極めて本格的な株式投資シミュレーションです。
18チェサピーク|18xxシリーズの中量級・入門タイトル
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:150〜210分 / 対象年齢:13歳〜 / 価格:12,000円前後 / 学べる金融知識:鉄道株経営・配当判断・社長権限・株式市場のラウンド進行
アメリカ東海岸のチェサピーク湾周辺を舞台に、鉄道会社の経営と株式操作を競う18XXシリーズの中量級タイトル。プレイヤーは投資家としてゲームに参加し、私鉄やマイナー会社から始めて、やがて公営鉄道会社の株式を取得していきます。
最大株主=社長が運営権を握り、線路敷設や列車購入、配当か内部留保かの決定を下す構造。社長の利益と株主全体の利益が必ずしも一致しないという、現実の株式会社のジレンマがそのまま再現されているのが18xxの真骨頂です。
詳細はこちら:
18チェサピーク(18Chesapeake) | ボドゲーマ
四国1889|日本の鉄道株経営の入門に最適
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:90〜210分 / 対象年齢:14歳〜 / 価格:12,000円前後 / 学べる金融知識:鉄道株経営・地域経済
日本の四国を舞台にした18xxシリーズの入門用タイトル。実在の鉄道会社(高松琴平電鉄、伊予鉄道、土佐電気鉄道、讃岐鉄道など)を経営しながら、資本家として資産形成を目指します。
18xxシリーズの中では比較的シンプルで、ランダム要素も少なく、純粋な戦略勝負が楽しめる入門用に最適な一本。日本人にとってなじみのある四国の鉄道網が舞台なのも嬉しいポイント。
詳細はこちら:
四国1889(Shikoku 1889) | ボドゲーマ
1830|18xxシリーズの原点となる古典名作
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:30〜360分 / 対象年齢:14歳〜 / 価格:15,000円前後 / 学べる金融知識:鉄道株式会社経営・配当戦略・会社/個人資産の分離
18xxシリーズの原点とも言える1986年発売の名作。プレイヤーは鉄道会社の株式を取得することで経営権を持ち、線路敷設や新車両獲得、配当などを行いながら個人資産を増やすことを目指します。
「会社の資産」と「プレイヤー個人の資産」が明確に分かれている設計が秀逸で、会社経営の好調が必ずしも個人資産の増加を意味しない、株主と経営者の利害対立を体感できます。本格派が一度は通る道。
詳細はこちら:
1830(1830: Railways & Robber Barons) | ボドゲーマ
【短時間・カジュアル】株ボードゲームおすすめ2選
株式取引メカニクスをサクッと味わいたい、あるいは普段は重ゲーをやらない仲間と気軽に遊びたいときに最適な軽量タイトルです。
異世界アキンド|20分で市場操作の本質を味わう
プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:20〜50分 / 対象年齢:10歳〜 / 価格:3,000円前後 / 学べる金融知識:市場操作・売買タイミング
人間・エルフ・獣人・竜人が共存する異世界のバザーで、武具・食料・魔法薬・宝石などの特産品が取引されるという設定の、軽量級カード市場操作ゲーム。
「相場を操作して儲ける」というアキンド(商人)目線の戦略を、20〜50分というテンポでサクッと試せます。株式取引メカニクスの本質をエッセンスだけ凝縮した入門編としても優秀。
詳細はこちら:
異世界アキンド(Different World Merchant) | ボドゲーマ
ミレニアム・ブレード|カード相場の変動を体感する異色作
プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:80〜120分 / 対象年齢:12歳〜 / 価格:8,000円前後 / 学べる金融知識:レアリティと価値変動・コレクション資産価値
架空のトレーディングカードゲーム「ミレニアム・ブレード」の選手として、カードパックを開封し、デッキを構築し、他プレイヤーとカードをトレードしながら世界王者を目指すユニークなゲーム。
トレーディングカードの市場のように、「持っているコレクションの価値が時間とともに変動する」体験ができる点で、現代の資産バブルやコレクション投資の感覚を疑似体験できる異色作。
詳細はこちら:
ミレニアム・ブレード(Millennium Blades) | ボドゲーマ
【番外編】資産経営の感覚が養える定番ゲーム
厳密には株式取引メカニクスではありませんが、「資産を持つこと」「収益を再投資すること」の感覚を学べる、世界中で愛される定番ゲームも紹介しておきます。
モノポリー|不動産経営で資産形成の王道を学ぶ
プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:60〜180分 / 対象年齢:8歳〜 / 価格:3,000円前後 / 学べる金融知識:不動産投資・賃料収入・資産経営
不動産経営をテーマにした世界的定番ゲーム。物件を購入し、賃貸収入で財産を増やしていくゲームで、リスク管理や資産形成の重要性を自然と学べます。
厳密には時価変動による株式取引のメカニクスではなく「不動産経営」ですが、お金の流れ、資産を持つ意味、独占の経済効果などを子どもでも理解しやすく学べる王道タイトルなので番外編で紹介しました。さまざまなメーカーから多彩なバージョンが販売されているので、選ぶ楽しみもあります。
日本版:
モノポリー ファミリーボードゲーム 日本オリジナルデザイン | Amazon
株トレを徹底解説|京大ボドゲ製作所の代表作はなぜ評価されるのか
上で紹介した「株トレ」は、株式投資のリアルさとボードゲームとしての楽しさを両立させた京大ボドゲ製作所の代表作です。外部メディアでも紹介されており、ここでもう一歩踏み込んで魅力を整理しておきます。
開発の経緯|金融教育の重要性が高まる時期に誕生
株トレは、京都大学の現役大学院生たちが「遊びながら知る、楽しく学ぶ」をコンセプトに立ち上げた京大ボドゲ製作所の最初の作品です。金融教育の重要性が世間で注目されはじめた時期に、メンバー全員が株式投資の経験を持っていたことから「ゲームとしての楽しさ」と「株式市場の再現性」を両立させることに徹底的にこだわって作られました。
勝つコツとゲームバランス
開発者によれば、安定した戦績を出すコツは「幅広い種類の株をバランスよく購入すること」、つまりポートフォリオの分散です。一方で、特定企業への集中投資や配当狙いの長期保有など、さまざまな戦略でも勝つチャンスがあるよう設計されているため、プレイごとに違う戦術を試す楽しみがあります。
スペックと購入方法
プレイ人数2〜4人/プレイ時間45〜60分/対象年齢10歳〜/価格5,000円(税込、送料別)。京大ボドゲ製作所の公式ストア(BASE)から購入できます。お子さまの金融リテラシー教育用としても、家族や友人とのカジュアルプレイにも、コストパフォーマンスが高い一本です。
公式ストア:
株トレ | 京大ボドゲ製作所 BASE
株ボードゲームで学んだ後の次のステップ
ボードゲームで投資の基礎感覚を養ったら、現実の金融サービスや学習リソースにも触れてみましょう。リアル市場で実際に動かしてみるからこそ、ゲームでの学びが何倍にも生きてきます。
① 新NISAで少額から投資を始める
2024年に大幅刷新された新NISA制度は、年間最大360万円までの投資が非課税になる、個人投資家向けの優遇制度です。少額から株式・投資信託の積立が始められるので、ゲームで身につけた「分散」「長期保有」「配当」の感覚をそのまま実践できます。
② 「知るぽると」で金融リテラシーを体系的に学ぶ
「知るぽると」は、日本銀行内に事務局を置く金融広報中央委員会の公式サイト。子ども・若者・大人それぞれに向けた金融教育コンテンツが無料で提供されており、ボードゲームと並行して学習を進めるのに最適です。
③ 証券会社の無料デモトレード/投資シミュレーターを試す
SBI証券、楽天証券、松井証券などの大手ネット証券では、口座開設前でも使える無料の株式投資シミュレーターやデモトレードを提供しています。ボードゲームで身につけた「相場の読み」「売買タイミング」の感覚を、より実市場に近い環境で試せます。
株ボードゲームに関するよくある質問
Q. 子どもでも株ボードゲームは遊べる?
A. 7歳から遊べる「7歳から学べる投資ゲーム」や、対象年齢10歳〜の「株トレ」「モダンアート」「異世界アキンド」がおすすめです。ルールがシンプルで、株式投資の最も基本的な動作(買う・売る・配当を受け取る)を直感的に理解できる作品が揃っています。
Q. 株式投資の知識ゼロでも楽しめる?
A. はい、初心者・金融教育向けの4選はルールが直感的で、知識ゼロからプレイ可能です。ゲーム中に株式市場の基本概念(時価変動・配当・買い時/売り時)が自然と身につきます。
Q. 本格的に投資ロジックを学びたい大人におすすめは?
A. 18xxシリーズ(特に18チェサピーク・四国1889・1830)、シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ、インペリアルなどの重量級が、現実の株式取引・配当判断・損切り・社長権限などをリアルに体験できます。プレイ時間は2時間以上かかりますが、その分得られる学びも深いです。
Q. 2人でも遊べる株ボードゲームは?
A. 「株トレ」「異世界アキンド」「18チェサピーク」「1830」「アクワイア」などは2人プレイ可能。ただし株式取引メカニクスは多人数のほうが市場心理が複雑化して盛り上がる傾向があるため、3〜4人での遊びを基本に、2人プレイは練習として位置付けるのがおすすめです。
Q. 短時間でサクッと遊べるものは?
A. 20〜50分でプレイできる「異世界アキンド」、45分前後の「モダンアート」、60分前後の「パンナム」「株トレ」がおすすめ。平日夜や移動中の合間にも遊べます。
Q. 株ボードゲームと人生ゲームの違いは?
A. 人生ゲームは「お金の流れと人生イベント」を体験する総合的な資産形成ゲームで、株や投資要素を含むバリエーションもあります。一方の株ボードゲームは「時価変動による株式取引」に焦点を絞っているため、投資ロジックそのものを学びたい場合は株ボードゲームの方が向いています。
まとめ|目的別に株ボードゲームを選んで金融リテラシーを楽しく育てる
株や投資をテーマにしたボードゲームは、金融教育としての教材性と、相場の心理戦そのものを体験できる純粋なゲーム性を兼ね備えた、ユニークなジャンルです。
本記事で紹介した15タイトルを、「目的・年齢・人数・時間・難易度」の5軸で選んで、ぜひ自分にぴったりの一作を見つけてみてください。初心者には「株トレ」「7歳から学べる投資ゲーム」、本格派には「18xxシリーズ」「シティ・オブ・ザ・ビッグ・ショルダーズ」、軽く遊びたいなら「異世界アキンド」「モダンアート」がおすすめです。
京大ボドゲ製作所では、株式投資をリアルに体験できる「株トレ」をはじめ、金融教育や学習をテーマにしたボードゲームを多数開発しています。気になった方はぜひ公式ストアを覗いてみてください。
