「あのボードゲーム、昔めちゃくちゃハマったなぁ……」そんな懐かしい記憶がある方も多いのではないでしょうか?
デジタルゲームが全盛の現代ですが、昔流行ったボードゲームには、今遊んでも色あせない魅力が詰まっているものです。家族や友人と顔を合わせて机を囲み、笑ったり悔しがったりしたあの時間は、何にも代えがたい思い出ですよね。
この記事では、昭和・平成に大流行したボードゲームを年代別に15作品ご紹介します!
昔のボードゲームが今でも愛される理由
まずは、昔流行ったボードゲームがなぜ今でも多くの人を惹きつけるのか、その理由を見ていきましょう。
デジタルにはない「対面の楽しさ」がある
ボードゲームの最大の魅力は、プレイヤー同士が顔を合わせて遊ぶことにあります。サイコロを振る手触り、ルーレットが回る音、相手の表情を読む駆け引き。こうした「アナログならでは」の体験は、オンラインゲームでは味わえません。
昔のボードゲームを引っ張り出して遊ぶと、当時の思い出がよみがえり、自然と会話が弾むものです。お正月やお盆の帰省時に、世代を超えて楽しめるのもボードゲームならではの良さですね。
ルールがシンプルで世代を超えて遊べる
昔流行ったボードゲームの多くは、ルールがシンプルに設計されています。例えば、オセロは「挟んでひっくり返す」というたった一つのルールで成り立っていますし、人生ゲームもルーレットを回してマスを進めるだけ。
こうしたシンプルさがあるからこそ、おじいちゃんおばあちゃんから小さなお子さんまで、家族みんなで遊べるのです。
時代の空気を映す「タイムカプセル」になっている
人生ゲームのマス目には、その時代ならではの出来事や流行が反映されています。例えば、1989年の「平成版」には消費税の導入をネタにしたマス目があったり、90年代にはバブル崩壊を反映した内容が盛り込まれていたりします。
昔のボードゲームを遊ぶことは、当時の社会や文化をのぞき見る体験にもなるのです。
【昭和〜80年代】日本のボードゲーム黄金期を彩った名作5選
80年代は、日本のボードゲーム史における一つの黄金期でした。ファミコンが普及する前、ボードゲームこそが子どもたちの最高のエンターテイメントだった時代です。
①人生ゲーム(1968年〜)
「人生ゲーム」は、日本のボードゲームの代名詞ともいえる存在です。1968年にタカラ(現タカラトミー)から発売されて以来、累計出荷数は1,500万個以上。半世紀以上にわたって愛され続けています。
もともとは1960年にアメリカで発売された「THE GAME OF LIFE」の日本語版としてスタートしました。当初はアメリカ版を直訳した内容でしたが、1983年発売の3代目からは「お歳暮を送る」「スキーツアーに行く」といった日本独自のマス目が登場し、より親しみやすい内容に進化していきました。
サイコロではなく「ルーレット」を使う独特のシステムや、ボード上に立体造形の丘や建物がある豪華な作りは、当時の子どもたちに大きな衝撃を与えました。
現在はスタンダード版が8代目にリニューアルされており、追加エリアの組み合わせで16種類の遊び方ができるなど、進化を続けています。
②オセロ(1973年〜)
「オセロ」は、「覚えるのに1分、極めるのに一生」というキャッチフレーズで知られる、日本生まれのボードゲームです。
1973年にツクダオリジナルから発売され、白と黒の駒を挟んでひっくり返すというシンプルなルールが大ヒット。当時はどの家庭にもオセロがあるというほどの普及ぶりでした。
ちなみに、オセロのプロトタイプの駒は牛乳瓶の蓋だったという逸話は有名です。現在はメガハウスから発売されており、世界大会も開催されるなど、競技としても人気があります。
小学生がはじめて出会う「運の要素なし・実力勝負の完全情報ゲーム」として、論理的思考力を養うのにも最適なゲームです。
③ドンジャラ(1981年〜)
「ドンジャラ」は、子ども向けの麻雀風ゲームとして80年代に大ブームを巻き起こしました。バンダイから発売されたドラえもん版が特に有名で、「四次元ポケット」「タイム・トラベラー」といったドラえもんにちなんだ手役が人気を集めました。
マージャンにはない「オールマイティ牌」があるのもドンジャラの特徴。大人になってからガチの麻雀にハマった方でも、原体験はドンジャラだったという人は多いのではないでしょうか。
友達の家に集まって、コタツの上で牌を広げて遊んだあの記憶は、まさに昭和〜平成の子ども時代を象徴する光景ですよね。
④モノポリー(1965年〜)
「モノポリー」は、世界でもっとも売れているボードゲームの一つで、不動産の売買を通じて資産を増やしていく戦略ゲームです。
プレイヤーはボード上の物件を購入し、建物を建てて他のプレイヤーから賃貸収入を得ます。交渉力やリスク管理の考え方が自然と身につくため、大人が遊んでも奥の深いゲームです。
日本では1965年頃から販売されていますが、アメリカでは1935年に発売されており、90年以上の歴史を持つ超ロングセラー。投資や経済の基本的な考え方を楽しく学べることから、教育的な側面でも注目されています。
⑤パーティージョイシリーズ(1983年〜)
「パーティージョイ」は、バンダイから発売されていたA5サイズほどのコンパクトなボードゲームシリーズです。80年代の子どもたちを熱狂させたシリーズで、100タイトル以上がラインナップされていました。
大箱のボードゲームと比べてリーズナブルな価格が魅力で、友達とダブらないように買い、互いに持ち寄って遊び合うのが暗黙の了解だったとか。どれだけこのシリーズを制覇できたかが、当時の子どもたちのステータスだったといいます。
残念ながら現在は絶版となっていますが、80年代のボードゲーム文化を語るうえで欠かせない存在です。
【90年代】ファミコン世代でも遊んだ定番ボードゲーム5選
90年代はテレビゲームの全盛期でしたが、ボードゲームもまだまだ元気でした。世界的にはドイツゲーム(ユーロゲーム)の台頭が始まり、ボードゲームの新しい時代が幕を開けた時期でもあります。
⑥UNO
「UNO」は、トランプのクレイジーエイトを専用カードで遊びやすく改良したカードゲームです。1971年にアメリカで誕生し、日本では80年代後半から90年代にかけて爆発的に流行しました。
「ウノ!」と叫ぶあの瞬間のドキドキ感は、一度体験したら忘れられません。修学旅行や友達の家でのお泊まり会の定番として、世代を問わず遊ばれてきました。
ルールが簡単で、大人数でも遊べるのが魅力。現在もさまざまなコラボ版やバリエーションが発売されています。
⑦スコットランドヤード
「スコットランドヤード」は、1983年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞した、1人対多数の追跡ゲームです。逃げる怪盗Mr.Xと、それを追う刑事チームに分かれてロンドンの街を舞台にした追跡劇を楽しめます。
視線を隠すバイザーや、特殊チケットといったアイデアが革新的で、現代ボードゲームの歴史の始まりとも言われる作品です。「あの人怪しい……」「いや、こっちに行ったはずだ!」と推理する楽しさは格別です。
⑧カタン
「カタン(旧題:カタンの開拓者たち)」は、ボードゲームの世界に革命をもたらした歴史的な名作です。1995年にドイツで発売され、日本語版は2000年頃に登場しました。
世界で3番目に売れているボードゲームとも言われ、それまで「モノポリー」「人生ゲーム」が独占していた市場に、数十年ぶりに食い込んだ作品です。
カタン島を舞台に、資源を集めて開拓地や都市を建設していくゲームで、プレイヤー同士の「交渉」がとても重要。約1時間で終わるプレイ時間も革新的で、以降のボードゲームは短時間で濃密に遊べる方向へとシフトしていきました。
⑨ブロックス
「ブロックス」は、テトリスのようなピースを盤面に配置していく陣取りゲームです。自分のピースの角と角をつなげて置いていくルールはシンプルながら、戦略性が高くハマる人が続出しました。
2000年にフランスで発売され、日本でも家族向けゲームとして大ヒット。見た目がカラフルで、子どもでも直感的に遊べるのが魅力です。
⑩軍人将棋
「軍人将棋」は、互いの駒が伏せられた状態で戦う、不完全情報の将棋系ゲームです。通常の将棋とは異なり、相手の駒が何かわからない状態で攻撃を仕掛けるため、推理力や心理戦の要素が加わります。
昭和から長く遊ばれてきた日本発のゲームで、審判役が必要なのもユニークなポイント。家族で遊ぶと「えっ、スパイだったの!?」と盛り上がること間違いなしです。
懐かしのボードゲームは現代版でも楽しめる!
昔流行ったボードゲームの多くは、現在もリニューアル版や復刻版が手に入ります。
例えば、「人生ゲーム」は2023年に8代目がリリースされ、追加エリアで遊び方をカスタマイズできるようになっています。「モノポリー」も日本の土地をモチーフにした日本版や、スピード版などバリエーション豊富です。
また、「カタン」や「スコットランドヤード」といった海外発のゲームは、日本語版が安定的に流通しており、Amazonやボードゲーム専門店で簡単に購入できます。
昔のボードゲームで育まれる力
昔流行ったボードゲームを今改めて遊んでみると、ただ懐かしいだけでなく、さまざまな力を育てる効果があることに気づきます。
論理的思考力
オセロやカタンのように、先を読んで最善手を考えるゲームは、論理的思考力を鍛えるのに最適です。デジタルゲームのように音や映像の刺激に頼らないからこそ、プレイヤー自身がじっくり考える力が養われます。
コミュニケーション力
人生ゲームやモノポリーのように、交渉や会話が重要なゲームは、コミュニケーション力を高めてくれます。自分の意見を伝えたり、相手の気持ちを考えたりする経験は、学校や社会生活にも役立つスキルです。
お金やリスクの感覚
モノポリーや人生ゲームでは、資産管理やリスク判断を疑似体験できます。遊びの中で「稼ぐ・使う・増やす」の感覚を身につけられるのは、ボードゲームならではの利点です。
こうした力をさらに伸ばしたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
