NPO法人キッズフリマ様「イベントに来られない子どもたちに、 ボードゲームを届けたい」

#実績紹介2026/03/18
NPO法人キッズフリマ様「イベントに来られない子どもたちに、 ボードゲームを届けたい」

── NPO法人キッズフリマ様 × Kyobo合同会社 ボードゲーム制作プロジェクト

NPO法人キッズフリマは、「売るのも買うのも子どもだけ」のフリーマーケットを全国で開催し、子どもたちにお金のリテラシーやコミュニケーション能力を育む体験型金融教育を届けている団体です。
文部科学省・環境省・金融庁の後援を受け、累計開催数は1,000回を超えています。

今回、Kyobo合同会社(京大ボドゲ製作所)では、キッズフリマ様の「イベントに参加できない子どもたちにも金融教育を届けたい」という想いに共感し、オリジナルボードゲームの企画・制作をご支援しました。

プロジェクトの背景から完成後の活用イメージまで、キッズフリマ様にお話を伺いました。

ボードゲーム制作のきっかけ

インタビュイー NPO法人キッズフリマ 代表理事 赤池 慶彦 様インタビュイー NPO法人キッズフリマ 代表理事 赤池 慶彦 様

── 今回、オリジナルのボードゲームを制作しようと思われたきっかけを教えてください。

きっかけは大きく2つあります。

1つ目は、金融教育イベントを続けていく中で感じていた課題です。
イベントはどうしても「大きなイベントを開催して終わり」という形になりがちで、そこから継続的に子どもたちがお金の勉強をする機会をどう作ればいいのか、ということをずっと考えていました。

2つ目は、私たちが全国で展開しているキッズフリマの活動の中で感じていた思いです。
地域格差や家庭の経済状況によって、子どもたちの体験機会が左右されてはいけない。お金の勉強はどの子どもにとっても大切なことですから、主要都市だけではなく全国で活動しており、実際に今は7〜8割が地方での開催です。

ただ、活動を続ける中でふと思ったんです。「そもそもイベントに来られない子どもたちには、どうやって金融教育を届ければいいんだろう?」と。

そこで考えたのが、児童養護施設や子ども食堂、放課後クラブなど、イベントに参加しづらい子どもたちのいる場所に、ボードゲームを使ってお金の勉強を届けるという方法でした。

制作で重視していたこと

── 制作にあたって、特に重視されていたことはありますか?

まず大きかったのは、子どもたちが楽しく学べることですね。

私たち自身、ボードゲームの専門家ではないので、単にゲームを作るというよりは、「作るからには、子どもたちが継続的に遊びたくなるゲームにしたい」という思いがありました。だからこそ、ゲームの専門家である制作会社を探すことにしたんです。

NPO法人キッズフリマのイベントで子どもたちが遊ぶスナップ写真

Kyoboを選んだ理由

── 制作会社としてKyobo(京大ボドゲ製作所)を選んでいただいた理由を教えてください。

いくつか理由があります。

1つは、金融と直接関係はないのですが、株のゲームを作られていた実績があったことです。お金に関するテーマでゲームを作った経験がある会社だと分かったのは大きかったですね。

もう1つは、少し失礼な言い方かもしれないですが、代表の方が京都大学で学生時代からボードゲームの制作活動されていたという点です。私たちが届けたいのは子どもたちなので、いわゆる大きなボードゲーム会社よりも、より柔軟に対応してもらえるのではないかと感じました。その点が決め手になりました。

また、我々の意図を汲み取り、それをボードゲームという形に適切に落とし込んでくださる力が高いと感じた点も、非常に大きかったです。

一緒に制作して良かった点

── 実際にKyoboと一緒にプロジェクトを進めてみて、良かった点を教えてください。

一番良かったのは、やはりゲームの中身です。
今回はかなりタイトなスケジュールの中でお願いしたのですが、その中でも柔軟に調整しながら進めていただきました。さらに、それだけではなく、こちらの期待を上回る内容のゲームに仕上げていただけた点が、特に印象に残っています。そこは非常に満足しているポイントです。

Kyoboの皆様には、何度も試遊(テストプレイ)を重ねながら、ルールや体験の質を丁寧に磨き上げていただきました。実際に一緒にテストプレイをした際、「これは面白い」と強く感じたことをよく覚えています。

また、進行面やデザイン面においても、こちらの細かなこだわりや要望を丁寧に汲み取り、柔軟に対応していただきました。そうした姿勢にも大きな信頼を感じており、制作をご一緒するパートナーとして非常に心強く、満足しています。

完成したゲームを見た感想

── 完成したゲームを初めて見たときの感想はいかがでしたか?

率直に、すごく良いものができたなと思いました。デザインも含めて、とても完成度の高いものになったなと。

社内のメンバーや関わったスタッフも同じように感じていて、「これをもっと広げていきたい」というモチベーションにつながっています。

NPO法人キッズフリマの完成したボードゲーム

制作プロジェクトで印象的だったこと

── 制作プロジェクトの中で、特に印象に残っていることはありますか?

大きく2つあります。

①ゲームルールの完成度

担当の静木さんをはじめ、何度も試遊していただき、「こうした方がいい」「ああした方がいい」と議論を重ねながらルールを作っていただきました。その過程がリアルタイムで伝わってきて、すごく思いの詰まったゲームができたと感じています。

単にゲームを作ったというよりも、ストーリーや背景にも共感して作っていただいたという印象があります。

②デザインのクオリティ

デザインも本当に素晴らしかったです。デザインは、一切手を抜いていないクオリティだと感じました。

実際に子どもたちに遊んでもらったときも、「勉強している」というより「遊んでいる」という感覚で楽しんでくれていたのがとても印象的でした。

今後の活用イメージ

── 完成したボードゲームは、今後どのように活用される予定ですか?

まず最初は、子ども食堂や児童養護施設の子どもたちに対して出張授業を行う予定です。NPOのスタッフがルール説明をしてゲームを遊び、そのあとに学びの時間を設けるという形ですね。

ただ、将来的にはそれだけではなく、出張授業を行った後にボードゲームそのものを配布するという形まで広げていきたいと考えています。全国の放課後クラブや子どもコミュニティなど、希望がある場所にどんどん届けていきたいですね。

NPO法人キッズフリマのイベントで大人と子どもがワークショップに取り組む写真

ボードゲーム制作を検討している方へ

── 最後に、オリジナルボードゲームの制作を検討されている企業や団体へメッセージをお願いします。

今回私もボードゲームの世界は詳しくなかったのですが、今回のゲームは市販を目的にしたものではなく、ストーリー性や教育目的を重視したものです。

実は金融教育の分野でも、ボードゲームはすでにいろいろな団体が作っています。ただ、作って終わりになってしまうケースが多いという印象があります。

今回のプロジェクトは、「なぜ作るのか」「どう使うのか」「どこに届けるのか」というストーリーを含めて一緒に考えて作れた点が、とても良かったと思っています。

プロジェクト概要

クライアント:NPO法人キッズフリマ(代表理事:赤池 慶彦)

後援:文部科学省・環境省・金融庁

制作:Kyobo合同会社(京大ボドゲ製作所)

内容:子ども向け金融教育オリジナルボードゲームの企画・ゲームデザイン・グラフィックデザイン・製造

活用先:児童養護施設、子ども食堂、放課後クラブ等での出張授業・配布

 

オリジナルボードゲーム制作のご相談はお気軽にどうぞ

Kyobo合同会社では、教育・研修・広報・イベントなど、さまざまな目的に合わせたオリジナルボードゲーム・カードゲームの企画制作を承っております。「伝えたいメッセージを、遊びの体験に変える」ことに関心をお持ちの企業・団体様は、ぜひお問い合わせください。

お問い合わせ:https://kyodai-boardgame.com/company

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