9歳(小学3・4年生)は、少し複雑なルールも理解できるようになり、遊べるボードゲームの幅が一気に広がる年齢です。戦略を練って大人に本気で勝ちにいく、仲間と協力して難局を乗り越えるといった、ボードゲームの本当の面白さに手が届き始めるタイミングでもあります。
この記事では、京大ボドゲ製作所のクリエイターが、9歳の子どもにおすすめのボードゲーム17選を「本格戦略デビュー」「協力」「論理・推理」「心理戦」の4カテゴリに分けて紹介します。選び方のポイントやよくある質問もあわせて解説するので、お子さんにぴったりの一箱がきっと見つかりますよ。
9歳はボードゲームの黄金期!遊びながら伸びる4つの力
9歳前後は「ギャングエイジ」とも呼ばれ、友達との関わりの中でぐんと社会性が育つ時期です。抽象的な思考も少しずつできるようになり、ボードゲームで遊びながら伸ばせる力が一気に増えます。まずは、9歳の子どもがボードゲームから得られる4つの力を紹介します。
筋道を立てて考える論理的思考力
限られた情報から答えを推理したり、カードの組み合わせを考えたりするゲームでは、遊んでいるうちに自然と論理的思考力が鍛えられます。9歳は学校の勉強でも文章題や図形など「考える問題」が増える時期なので、遊びと学びの相乗効果が期待できます。頭を使うゲームをもっと知りたい方は頭脳戦ボードゲームのおすすめ記事もあわせてどうぞ。
数手先を読む戦略性と計画性
本格的な戦略ゲームでは「今この手を打つと、次に何が起こるか」という先読みが勝敗を分けます。9歳になるとこの先読みが2手、3手と深くなり、大人と対等に渡り合えることも珍しくありません。計画を立てて実行し、結果を振り返るというサイクルは、勉強の計画づくりにもつながる力です。
相手の気持ちを考えるコミュニケーション力
協力ゲームで仲間と作戦を相談したり、心理戦ゲームで相手の表情を読んだりする経験は、コミュニケーション力を育てます。「どう伝えれば仲間に伝わるか」を考えることは、思いやりや共感力のトレーニングにもなります。
負けても立ち直る力とあきらめない心
ボードゲームでは勝つことも負けることもあります。負けた悔しさを受け止めて「次はこうしてみよう」と切り替える経験は、失敗から学ぶ力を育てます。運の要素があるゲームなら子どもが大人に勝つことも多く、成功体験と挫折体験をバランスよく積めるのもボードゲームの良いところです。遊びと学びの関係については教育に役立つボードゲームの記事でも詳しく解説しています。
失敗しない!9歳向けボードゲームの選び方5つのポイント
せっかく買うなら、長く遊べる一箱を選びたいところです。9歳の子ども向けにボードゲームを選ぶときは、次の5つのポイントを意識してみてください。
①誰と遊ぶかでプレイ人数を考える
ボードゲームには2人用から大人数用までさまざまな種類があります。家族で遊ぶことが多いなら2〜4人用、友達を呼んで遊ぶ機会もあるなら4人以上に対応したものが便利です。兄弟や親子で遊ぶなら、全員で協力してクリアを目指す協力型ゲームも選択肢に入れてみてください。
②学びにつながる要素をチェックする
9歳頃は論理的思考力や計算力がぐっと伸びる時期です。戦略を練るゲームや、数字・推理を使うゲームなら、遊んでいるうちに自然と頭を使う習慣がつきます。語彙力を伸ばすワードゲームや、歴史・科学がテーマのゲームも、興味の入り口としておすすめです。
③子どもが「やりたい!」と思えるテーマで選ぶ
どんなに評判の良いゲームでも、子ども自身が興味を持てなければ長続きしません。動物、冒険、推理、アートなど、ボードゲームのテーマは実にさまざま。お子さんが普段好きなものや気になっているジャンルに近いテーマのゲームを選ぶと、最初の一歩がスムーズです。
④集中力が続くプレイ時間で選ぶ
9歳の集中力は伸びてきているとはいえ、初めてのゲームで60分を超えると途中で飽きてしまうこともあります。最初は10〜30分で1ゲームが終わるものから始めて、慣れてきたら45分以上の本格ゲームにステップアップするのがおすすめです。
⑤少しだけ背伸びできる難易度で選ぶ
簡単すぎるゲームはすぐに飽きてしまい、難しすぎるゲームは楽しさの前に挫折してしまいます。「大人が少し手加減すれば良い勝負になる」くらいの難易度がちょうど良いバランスです。対象年齢はあくまで目安として、お子さんのゲーム経験に合わせて選んでみてください。
9歳におすすめのボードゲーム17選を一覧比較!
今回紹介する17タイトルを一覧表にまとめました。気になるゲームからチェックしてみてください。
ゲーム名 | カテゴリ | 対象年齢 | 人数 | 時間 | 鍛えられる能力 |
|---|---|---|---|---|---|
カルカソンヌ | 本格戦略 | 7歳〜 | 2〜5人 | 約35分 | 計画性・空間認識 |
宝石の煌き | 本格戦略 | 10歳〜 | 2〜4人 | 約30分 | 計画性・先読み |
チケット・トゥ・ライド | 本格戦略 | 8歳〜 | 2〜5人 | 30〜60分 | 計画性・判断力 |
街コロ | 本格戦略 | 7歳〜 | 2〜4人 | 約30分 | 確率感覚・お金の計算 |
花火(Hanabi) | 協力 | 8歳〜 | 2〜5人 | 約25分 | 記憶力・チームワーク |
ザ・クルー | 協力 | 10歳〜 | 2〜5人 | 約20分 | 論理的思考・連携 |
パンデミック | 協力 | 8歳〜 | 2〜4人 | 約45分 | 戦略性・協調性 |
ito(イト) | 協力 | 8歳〜 | 2〜10人 | 約30分 | 表現力・共感力 |
TEN(テン) | 論理・推理 | 10歳〜※ | 2〜4人 | 10〜30分 | 計算力・ひらめき |
クジラオルカ | 論理・推理 | 9歳〜 | 2〜5人 | 約30分 | 推理力・観察力 |
藪の中 | 論理・推理 | 9歳〜 | 2〜5人 | 約20分 | 論理的思考・洞察力 |
タギロン | 論理・推理 | 10歳〜 | 2〜4人 | 約15分 | 論理的思考 |
アルゴ | 論理・推理 | 6歳〜 | 1〜4人 | 約30分 | 論理的思考・集中力 |
コヨーテ | 心理戦 | 10歳〜 | 2〜10人 | 15〜30分 | 推理力・度胸 |
ニムト | 心理戦 | 8歳〜 | 2〜10人 | 約30分 | 数字感覚・先読み |
犯人は踊る | 心理戦 | 8歳〜 | 3〜8人 | 約10分 | 推理力・記憶力 |
スカル | 心理戦 | 10歳〜 | 3〜6人 | 15〜45分 | 駆け引き・判断力 |
※TENは公式の対象年齢が10歳〜ですが、足し算・引き算だけの簡易ルールなら九九を習い終えた小3から遊べます。
本格戦略デビューにおすすめのボードゲーム4選
まずは、9歳からの「本格戦略デビュー」にぴったりの4タイトルです。運だけでは勝てない、考えるほど強くなるゲームを揃えました。大人も本気で楽しめるので、家族の定番ゲームになること間違いなしです。
カルカソンヌ
「カルカソンヌ」は、タイルを1枚ずつつなげて道や都市を作り、コマを配置して得点を競う陣取りゲームです。世界選手権も開かれている定番中の定番で、ルール自体はシンプルなのに、タイルの置き方とコマの使いどころに戦略がぎゅっと詰まっています。
自分の街を育てるか、相手の邪魔をするか。1手ごとの選択が悩ましく、9歳の「考えたい欲」をしっかり満たしてくれます。地図やパズルが好きなお子さんに特におすすめです。
対象年齢:7歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約35分 / 価格目安:約3,300円 / 鍛えられる能力:計画性・空間認識 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
宝石の煌き(Splendor)
「宝石の煌き」は、宝石チップを集めてカードを購入し、購入したカードの力でさらに高価なカードを手に入れていく拡大再生産ゲームです。ずっしり重い宝石チップの手触りも魅力で、「集めて強くなる」気持ち良さを存分に味わえます。
どのカードから買えば効率良く点数を伸ばせるか、という計画性が勝敗を分けます。計算そのものは簡単なので、9歳でも大人と対等に勝負できますよ。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約5,500円 / 鍛えられる能力:計画性・先読み / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
チケット・トゥ・ライド
「チケット・トゥ・ライド」は、列車カードを集めて路線をつなぎ、目的地チケットの達成を目指す路線建設ゲームです。地図の上に自分の路線が伸びていく様子は爽快で、世界中で愛され続けている名作です。
目的地までのルートをどう確保するか、相手に先を越されたらどう迂回するか。地理や地名への興味も自然と湧くので、遊びながら世界への好奇心も育ちます。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:30〜60分 / 価格目安:約7,000円 / 鍛えられる能力:計画性・判断力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
街コロ
「街コロ」は、サイコロを振ってコインを稼ぎ、自分の街に施設を建てていく日本生まれの街づくりゲームです。パン屋やカフェなど親しみやすい施設が並び、どの施設を建てるかで戦略がガラッと変わります。
サイコロの出目とコインのやり取りを通じて、確率の感覚とお金の計算が自然と身につきます。かわいい見た目に反して奥が深く、9歳の戦略デビューにぴったりの一箱です。
対象年齢:7歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約3,300円 / 鍛えられる能力:確率感覚・お金の計算 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
家族の一体感が生まれる協力ボードゲーム4選
続いては、プレイヤー全員がチームになってクリアを目指す協力ゲームです。勝ち負けで悔しくなりにくく、家族や兄弟で自然と会話が増えるのが協力ゲームの魅力。「みんなで勝つ」体験は、9歳の協調性をぐっと伸ばしてくれます。
花火(Hanabi)
「花火」は、プレイヤー同士がヒントを出し合いながら美しい花火の完成を目指す協力型カードゲームです。最大の特徴は、自分の手札だけが見えないこと。他のプレイヤーに限られたヒントを与えながら、正しい順番でカードを出していきます。
ヒントの使い方や記憶力、チームワークが試されるため、協力しながら戦略的にプレイすることが求められます。家族や友達と一緒に、緊張感と達成感を味わえるゲームです。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約25分 / 価格目安:約2,000円 / 鍛えられる能力:記憶力・チームワーク / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
ザ・クルー
「ザ・クルー」は、乗組員となって深海探検のミッションに挑む協力型のトリックテイキングゲームです。会話は禁止で、限られた通信手段だけで仲間の手札を推理しながら、指定されたカードを狙って取りにいきます。
「しゃべらずに気持ちを合わせる」という独特の緊張感がたまらなく、クリアできたときの一体感は格別です。論理的に考える力とチームの連携力が同時に鍛えられます。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約20分 / 価格目安:約2,200円 / 鍛えられる能力:論理的思考・連携 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
パンデミック:新たなる試練
「パンデミック」は、世界に広がる病原体から人類を守るため、プレイヤー全員が専門家チームとなって治療薬の開発を目指す協力ゲームの金字塔です。それぞれ異なる特殊能力を持つ役割を分担し、作戦を相談しながら盤面の危機に立ち向かいます。
「自分はここを抑えるから、そっちをお願い」といった役割分担の会話が自然と生まれ、チームで考える力が育ちます。難易度も調整できるので、家族のレベルに合わせて長く遊べますよ。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約45分 / 価格目安:約5,000円 / 鍛えられる能力:戦略性・協調性 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
ito(イト)
「ito」は、1〜100の数字カードを配られたプレイヤーたちが、お題に沿った表現だけで自分の数字の大きさを伝え合い、小さい順にカードを出していく協力パーティーゲームです。たとえばお題が「人気の食べ物」なら、自分の数字が90ならみんな大好きな定番料理を挙げる、という具合です。
「その例えならもっと大きいんじゃない?」と会話が盛り上がり、価値観の違いに笑いが起きます。表現力と想像力が育つうえ、人数の幅も広いので、家族でも友達の集まりでも活躍します。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜10人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約2,000円 / 鍛えられる能力:表現力・共感力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
頭脳フル回転!論理・推理ボードゲーム5選
次は、限られた情報から答えを導き出す論理・推理系のゲームです。9歳になると「情報を整理して筋道を立てる」推理の面白さが分かるようになります。ミステリー好き、パズル好きのお子さんならきっとハマるカテゴリです。
TEN(テン)
「TEN」は、京大ボドゲ製作所が開発した、四則演算(足す・引く・掛ける・割る)を使って手札の数字をちょうど「10」にすることを目指すカードゲームです。手番ごとに山札からカードを引いて手札を入れ替え、10になる組み合わせが揃ったら「TEN!」と宣言して得点獲得。たとえば【2】【3】【+】【×】があれば「2×3+4=10」のように、同じ数字でも演算子の組み合わせ次第でいろいろな式が作れるのが面白いところです。
公式の対象年齢は10歳〜ですが、足し算・引き算だけでも10は作れるので、九九を習い終えた小学3年生なら簡易ルールで十分楽しめます。慣れてきたら掛け算や割り算も取り入れることで、遊びながら自然と計算の幅が広がっていきますよ。詳しいルールはTENの作品紹介記事をご覧ください。
対象年齢:10歳〜(簡易ルールは小3から) / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:10〜30分 / 価格:2,000円(税込) / 鍛えられる能力:計算力・ひらめき / 入手先:京大ボドゲ製作所公式ストア
クジラオルカ
「クジラオルカ」は、プレイヤーがホエールウォッチングのツアー会社の一員となり、クジラやオルカが出現する海域を推理しながら船を派遣する情報戦ゲームです。対象年齢はまさに9歳からで、この年齢の推理デビューにぴったりの一箱です。
各プレイヤーは調査マーカーを使い、魚群の分布を確認しながら最適なエリアを選びます。特殊チップを活用して得点を伸ばす戦略も重要で、推理力と駆け引きが試されるのが特徴です。最も多くの得点を獲得したプレイヤーが勝利するため、観察力や決断力が鍛えられるゲームです。
対象年齢:9歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約2,700円 / 鍛えられる能力:推理力・観察力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
藪の中
「藪の中」は、プレイヤー同士が証言をもとに事件の真相を推理するカードゲームです。各プレイヤーは異なる証言を持っており、それらを組み合わせながら事件の真相を導き出します。しかし、証言には食い違いや矛盾があり、すべてが真実とは限りません。
論理的思考力を駆使しながら、どの証言を信じるべきかを見極めることが求められます。ミステリー好きな子どもにぴったりのゲームで、推理力や洞察力を鍛えるのに最適です。
対象年齢:9歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約20分 / 価格目安:約2,200円 / 鍛えられる能力:論理的思考・洞察力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
タギロン
「タギロン」は、相手が持っている数字タイルを質問カードの答えから論理的に絞り込んでいく、対戦型の推理ゲームです。「赤の数字の合計はいくつ?」といった質問の答えをヒントに、頭の中で候補をどんどん削っていきます。
勘ではなく純粋なロジックで答えにたどり着けるのが気持ち良く、短時間でしっかり頭を使った満足感が得られます。1ゲーム約15分と手軽なので、寝る前の1勝負にもおすすめです。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:約2,200円 / 鍛えられる能力:論理的思考 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
アルゴ
「アルゴ」は、算数オリンピック委員会などが開発した、相手の伏せられた数字カードを論理的に当てていく推理カードゲームです。カードの並びには「小さい順に並べる」というルールがあり、公開された情報から隠れた数字を絞り込んでいきます。
遊べば遊ぶほど推理の精度が上がっていくのが実感でき、論理的思考力と集中力がぐんぐん育ちます。1人用の練習モードもあるので、きょうだいの年齢差があるご家庭でも使いやすい一箱です。
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:1〜4人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約1,300円 / 鍛えられる能力:論理的思考・集中力 / 入手先:Amazon・書店・ボードゲーム専門店
駆け引きにシビれる心理戦ボードゲーム4選
最後は、相手の表情や発言を読み合う心理戦ゲームです。9歳になると「相手がどう考えているか」を想像する力が育ち、ブラフ(はったり)の面白さが分かるようになります。家族で遊ぶと、お子さんの意外なポーカーフェイスに驚くかもしれませんよ。
コヨーテ
「コヨーテ」は、自分のカードの数字だけがわからない状態で楽しむ心理戦ゲームです。プレイヤーは順番に場の合計値を宣言し、前のプレイヤーの数値よりも高くしなければなりません。宣言された数値が実際の合計値を超えていると思った場合は「コヨーテ!」と指摘することができます。
特殊カードには、数値を倍にするものや0にするものがあり、予想外の展開を生むのが特徴です。相手の表情や発言を読み取りながら、戦略的にブラフを仕掛ける楽しさが魅力のゲームです。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:2〜10人 / プレイ時間:15〜30分 / 価格目安:約2,000円 / 鍛えられる能力:推理力・度胸 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
ニムト
「ニムト」は、シンプルなルールながら計算力と戦略性が問われるカードゲームです。プレイヤーは手札からカードを1枚ずつ場に出し、数字の順番に並べていきます。ただし、6枚目を置いたプレイヤーは、その列のカードをすべて引き取らなければなりません。
できるだけ失点を少なくするために、相手の動きを予測しながらプレイする必要があります。算数が好きな子どもや、数字のパターンを読む力を伸ばしたい子どもにおすすめです。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜10人 / プレイ時間:約30分 / 価格目安:約1,500円 / 鍛えられる能力:数字感覚・先読み / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
犯人は踊る
「犯人は踊る」は、「犯人」カードを持っているのが誰かを探し合う、正体隠匿系の入門にぴったりのカードゲームです。カードの効果で犯人カードがプレイヤーの間を次々と移動するため、最後まで誰が犯人か分からないスリルが続きます。
1ゲーム約10分とテンポが良く、「もう1回!」が止まらなくなる中毒性があります。カード効果の読み合いと記憶力が試され、家族でも友達同士でも盛り上がる定番です。
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:3〜8人 / プレイ時間:約10分 / 価格目安:約1,900円 / 鍛えられる能力:推理力・記憶力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
スカル
「スカル」は、花とドクロが描かれたコースターを使った、シンプルの極みのようなブラフゲームです。全員が伏せたコースターの中から「花だけを何枚めくれるか」を競りで宣言し、宣言した枚数をドクロを引かずにめくり切れば勝利に近づきます。
ルールは1分で覚えられるのに、駆け引きの深さは本物。「あの人は強気だからドクロを仕込んでいるはず」といった読み合いを、9歳でも大人と対等に楽しめます。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:3〜6人 / プレイ時間:15〜45分 / 価格目安:約2,800円 / 鍛えられる能力:駆け引き・判断力 / 入手先:Amazon・ボードゲーム専門店
京大ボドゲ製作所のおすすめ自社ゲーム
京大ボドゲ製作所では、「遊びながら学べる」をテーマにしたオリジナルボードゲームを企画・製作しています。ここでは、9歳のお子さんの「次の一箱」としておすすめの2作品を紹介します。
株トレ:10歳からの投資デビューに
「株トレ」は、プレイヤーがライバル投資家として株の売買を競い合う、株式投資シミュレーションゲームです。イベントカードで変動する市場を読み、安く買って高く売る。この繰り返しの中で、お金の流れと投資の考え方が自然と身につきます。
対象年齢は10歳〜なので、9歳のお子さんなら「もうすぐ遊べる次の一箱」として誕生日プレゼントの候補にぴったり。10歳向けのゲーム選びは10歳向けボードゲームおすすめ記事でも詳しく紹介しています。
対象年齢:10歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約60分 / 価格:5,000円(税込) / 学べること:株式投資・お金の流れ / 入手先:京大ボドゲ製作所公式ストア
キオクコネクト:かるた感覚で英単語に強くなる
「キオクコネクト」は、かるた遊びの感覚で英単語を覚えられるパーティーゲームです。読み上げられた日本語に対応する英単語カードを取り合うシンプルなルールで、6歳から遊べます。
9歳は英語への興味が出てくる時期。小5からの英語の教科化に向けて、遊びの中で英単語の貯金を作っておけるのが魅力です。詳しくはキオクコネクトの商品紹介記事をご覧ください。
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2人〜 / プレイ時間:10〜20分 / 価格:1,800円(税込) / 学べること:英単語・記憶力 / 入手先:京大ボドゲ製作所公式ストア
9歳の前後で選ぶなら?年齢別のおすすめ記事
きょうだいがいるご家庭や、「まだ少し早いかも」「もっと歯ごたえが欲しい」という場合は、年齢別の記事もあわせてチェックしてみてください。
8歳向けは8歳向けボードゲームおすすめ14選で戦略性が育つゲームを、10歳向けは10歳向けボードゲームおすすめ記事で本格ゲームを紹介しています。学びを重視するなら教育に役立つボードゲーム20選もおすすめです。
9歳向けボードゲームのよくある質問
9歳の子どもにはどんなボードゲームが向いていますか?
9歳は複雑なルールを理解し、数手先を読む力が育つ時期です。運だけで決まるゲームよりも、戦略・推理・心理戦など「考えて勝つ」要素のあるゲームがおすすめです。まずは30分前後で終わるゲームから始めて、慣れてきたら本格的な戦略ゲームにステップアップしてみてください。
9歳でもカタンや宝石の煌きのような本格ゲームは遊べますか?
遊べます。ルールの説明を大人がかみ砕いて伝えれば、9歳でも本格的な戦略ゲームを十分楽しめます。最初の数回は大人がサポートしながらプレイし、慣れたら本気の勝負に切り替えるのがおすすめです。むしろ子どもの方が柔軟な発想で大人を驚かせることもよくあります。
親子2人だけでも楽しめるボードゲームはありますか?
今回紹介した中では、宝石の煌き、タギロン、アルゴ、ニムト、花火などが2人でもしっかり楽しめます。協力ゲームの花火やザ・クルーは2人プレイでも一体感を味わえるので、親子の時間にぴったりです。
ルールを覚えるのが苦手な子には、どう選べばいいですか?
最初は「ルールが1分で説明できるゲーム」を選ぶのがコツです。スカルや犯人は踊る、ニムトなどはルールがシンプルなのに奥が深く、ルール理解のハードルが低いゲームです。1つのゲームで成功体験を積むと、より複雑なゲームにも自信を持って挑戦できるようになります。
ボードゲームで遊ぶと9歳の子どもにはどんな力が育ちますか?
論理的思考力、戦略性、コミュニケーション力、そして負けても立ち直る力が育ちます。特に9歳は思考力が急速に伸びる時期で、遊びながら「考える習慣」がつくのが最大のメリットです。詳しくはボードゲームの脳への効果の記事でも解説しています。
誕生日やクリスマスプレゼントに贈るならどれがおすすめですか?
特別感のある箱の大きさと長く遊べる奥深さで選ぶなら、カタンのような定番戦略ゲームやチケット・トゥ・ライド、宝石の煌きがおすすめです。予算を抑えたい場合は、ito や犯人は踊るなど2,000円前後でも大満足のゲームがたくさんありますよ。
まとめ:9歳は「考える楽しさ」に目覚める年齢
9歳の子どもは、戦略・推理・心理戦といった「考える遊び」の本当の面白さに手が届き始めます。この時期に出会った一箱が、思考力や協調性を育てるだけでなく、家族の会話を増やすきっかけにもなります。
今回紹介した17選は、どれも京大ボドゲ製作所のクリエイターが自信を持っておすすめできる名作ばかりです。まずは比較表からお子さんに合いそうな1本を選んで、家族で遊んでみてください。
遊びながら学べるオリジナルゲームを作り続ける京大ボドゲ製作所の作品も、ぜひチェックしてみてくださいね。
