「最近もの覚えが悪くなった」「子どもの記憶力を遊びながら伸ばしたい」。そんな悩みに応えてくれるのが、記憶力を鍛えるボードゲームです。場所や絵柄、順番を覚えてプレイするゲームは、ワーキングメモリ(作業記憶)や短期記憶を自然と刺激してくれます。
この記事では、京大ボドゲ製作所のクリエイターが、記憶力が鍛えられるボードゲームを年齢別・タイプ別に10種類厳選しました。選び方の5つのポイント、比較表、よくある質問まで網羅しているので、お子さま用にも大人の脳トレ用にもぴったりの1本がきっと見つかります。
ボードゲームで記憶力が鍛えられる理由
ワーキングメモリ(作業記憶)が刺激される
ワーキングメモリとは、情報を一時的に頭の中に保持しながら処理する力のこと。カードの位置や相手の手札を覚えながら次の一手を考えるボードゲームは、このワーキングメモリをフル稼働させます。学習や仕事の効率に直結する重要な認知能力です。
短期記憶を繰り返しトレーニングできる
神経衰弱のように「どこに何があったか」を覚えるゲームは、短期記憶を何度も使い直すトレーニングになります。ゲームとして楽しみながら繰り返せるので、ドリルのような反復学習よりも続けやすいのが魅力です。
集中力・注意力もあわせて伸びる
記憶系ゲームは「よく見て・覚えて・思い出す」という一連の流れに集中力が欠かせません。瞬間的に絵柄を見分けるスピード系ゲームでは、注意力や観察力も同時に鍛えられます。
親子・世代を超えて一緒に楽しめる
記憶力ゲームはルールがシンプルなものが多く、子どもから高齢者まで同じ土俵で勝負できます。家族のコミュニケーションを深めながら、脳の健康維持にも役立つのが大きなメリットです。
記憶力ボードゲームの失敗しない選び方5つのポイント
1. 対象年齢で選ぶ
まずは遊ぶ人の年齢に合っているかを確認しましょう。3〜5歳の幼児には絵柄が大きく分かりやすいもの、小学生以上には少し戦略性のあるものがおすすめです。大人の脳トレ目的なら、スピードや判断力が求められるゲームが向いています。
2. 鍛えたい力(記憶のタイプ)で選ぶ
一口に記憶力といっても、位置を覚える「空間記憶」、絵柄や名前を覚える「視覚・言語記憶」、順番を覚える「系列記憶」などタイプはさまざま。伸ばしたい力に合わせてゲームを選ぶと効果的です。
3. プレイ人数で選ぶ
1人用の脳トレ系か、2人から大人数で盛り上がるパーティ系か。家族構成や遊ぶシーンに合わせて選びましょう。人数の幅が広いゲームを1つ持っておくと便利です。
4. プレイ時間で選ぶ
小さなお子さまや集中が続きにくい場合は、5〜15分で1ゲーム終わる手軽なものが続けやすいです。じっくり遊びたいなら20分前後のものを選びましょう。
5. 繰り返し遊べる飽きにくさで選ぶ
記憶力トレーニングは継続が大切。毎回展開が変わるゲームや、難易度を調整できるゲームは長く飽きずに遊べて、記憶力アップの効果も期待できます。
記憶力が鍛えられるボードゲームおすすめ10選 比較表
ゲーム名 | 対象年齢 | 人数 | 時間 | 鍛えられる力 |
|---|---|---|---|---|
キオクコネクト | 6歳〜 | 2〜6人 | 約15分 | 英単語・視覚記憶 |
TEN | 6歳〜 | 1〜6人 | 約15分 | 暗算・ワーキングメモリ |
ナインタイル | 6歳〜 | 2〜4人 | 約15分 | 瞬間記憶・空間認識 |
デジャブ | 8歳〜 | 2〜6人 | 約15分 | 瞬間記憶・反射 |
たべたのだぁれ? | 4歳〜 | 2〜6人 | 約15分 | 観察力・記憶力 |
ナンジャモンジャ | 4歳〜 | 2〜6人 | 約15分 | 名前の記憶・瞬発力 |
注文の多すぎるゲーム | 8歳〜 | 2〜4人 | 約20分 | ワーキングメモリ |
トータスMEDAL | 8歳〜 | 2〜5人 | 約20分 | 系列記憶・推理 |
おばけキャッチ | 8歳〜 | 2〜8人 | 約20分 | 反射・判断力 |
神経衰弱(トランプ) | 3歳〜 | 2〜6人 | 約10分 | 空間記憶・短期記憶 |
【自社開発】記憶力も学習効果も狙えるおすすめゲーム
キオクコネクト|遊びながら英単語が覚わる神経衰弱
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:2,000円前後 / 鍛えられる力:視覚記憶・英単語力 / 入手先:京大ボドゲ製作所 公式ストア
京大ボドゲ製作所が開発した「キオクコネクト」は、神経衰弱の仕組みで英単語が自然と身につくカードゲーム。イラストと英単語のカードを裏返して並べ、ペアを探しながら記憶力と語彙力を同時に鍛えられます。「覚える楽しさ」を体験できるので、英語学習の入り口にも最適です。
くわしくはキオクコネクトの紹介ページもご覧ください。
TEN|暗算しながら数字を記憶する四則演算ゲーム
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:1〜6人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:1,500円前後 / 鍛えられる力:暗算・ワーキングメモリ / 入手先:京大ボドゲ製作所 公式ストア
「TEN」は、手札の数字を四則演算で組み合わせて「10」を作るカードゲーム。計算しながら場の数字や自分の手札を覚えておく必要があり、暗算力とワーキングメモリが鍛えられます。算数が苦手なお子さまも、ゲーム感覚で数字に強くなれます。
くわしくはTENの紹介ページもご覧ください。
瞬間記憶・スピード系のおすすめボードゲーム
ナインタイル|9枚のタイルを瞬時に記憶して並べ替え
対象年齢:6歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:2,000円前後 / 鍛えられる力:瞬間記憶・空間認識 / 入手先:Amazon ほか
手元の9枚のタイルを、お題どおりの絵柄に最速で並べ替えるスピードゲーム。どのタイルの裏に何があったかを覚えておくほど速く揃えられるため、瞬間記憶と空間認識力が同時に鍛えられます。
デジャブ|「見たことある!」を最速で掴むカードゲーム
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:2,500円前後 / 鍛えられる力:瞬間記憶・反射神経 / 入手先:Amazon ほか
場に並ぶアイテムの中から、新しくめくられたカードと同じものをいち早く取るゲーム。一度見たアイテムの位置を覚えておく瞬間記憶と、反射神経が勝敗を分けます。大人の脳トレにもぴったりです。
おばけキャッチ|直感と記憶を瞬時に切り替える定番ゲーム
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜8人 / プレイ時間:約20分 / 価格目安:1,800円前後 / 鍛えられる力:反射・判断力・記憶 / 入手先:Amazon ほか
カードの条件に合う正しいコマを素早く掴む、世界的人気のスピードゲーム。ルールを記憶し、瞬時に正しい判断へ切り替える力が問われます。盛り上がりながら脳をしっかり使える定番です。
親子で楽しめる絵柄・名前の記憶ゲーム
たべたのだぁれ?|食べたものを覚える観察&記憶ゲーム
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:1,800円前後 / 鍛えられる力:観察力・記憶力 / 入手先:Amazon ほか
動物たちが何を食べたのかを、変化を見比べて当てるゲーム。前の状態を覚えておく記憶力と、細かな違いに気づく観察力が育ちます。幼児でも遊びやすく、はじめての記憶ゲームに最適です。
ナンジャモンジャ|つけた名前を思い出す爆笑ゲーム
対象年齢:4歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約15分 / 価格目安:1,300円前後 / 鍛えられる力:名前の記憶・瞬発力 / 入手先:Amazon ほか
謎の生き物に自分たちで名前をつけ、再び登場したら素早く名前を叫ぶゲーム。自分で考えた名前を覚える言語記憶と瞬発力が鍛えられ、家族や友達と大笑いしながら遊べます。
神経衰弱|トランプ1組でできる王道の記憶ゲーム
対象年齢:3歳〜 / プレイ人数:2〜6人 / プレイ時間:約10分 / 価格目安:数百円(トランプ) / 鍛えられる力:空間記憶・短期記憶 / 入手先:トランプ1組
裏返したカードの位置を覚えて同じ数字のペアを探す、記憶ゲームの王道。トランプ1組ですぐに始められ、3歳ごろから大人まで楽しめます。カードの枚数を減らせば幼児向けに難易度調整も可能です。
ワーキングメモリを鍛える本格記憶ゲーム
注文の多すぎるゲーム|大量オーダーを覚える協力系ゲーム
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜4人 / プレイ時間:約20分 / 価格目安:2,500円前後 / 鍛えられる力:ワーキングメモリ・協力 / 入手先:Amazon ほか
次々と入る大量の注文を覚えて、正しく商品を提供していく協力ゲーム。一度にたくさんの情報を保持するワーキングメモリが徹底的に鍛えられます。みんなで協力して記憶を補い合う一体感も魅力です。
トータスMEDAL|並び順を記憶して推理する頭脳ゲーム
対象年齢:8歳〜 / プレイ人数:2〜5人 / プレイ時間:約20分 / 価格目安:2,500円前後 / 鍛えられる力:系列記憶・推理力 / 入手先:Amazon ほか
カードやメダルの並び順を覚え、論理的に推理して進める頭脳ゲーム。順番を記憶する系列記憶と推理力をあわせて鍛えられます。じっくり考えたい本格派の脳トレにおすすめです。
記憶力を伸ばす次のステップ・関連リソース
ボードゲームで記憶力の土台を作ったら、ほかの認知能力もあわせて伸ばしていくのがおすすめです。京大ボドゲ製作所のブログでは、目的別のおすすめゲームを紹介しています。
記憶力と脳の健康については、公的機関の情報も参考になります。e-ヘルスネット(厚生労働省)では認知機能に関する情報が公開されています。
記憶力ボードゲームに関するよくある質問
何歳から記憶力ゲームを始められますか?
神経衰弱や「たべたのだぁれ?」「ナンジャモンジャ」など、3〜4歳から遊べるゲームがあります。最初はカードの枚数を減らすなど、難易度を下げて始めると無理なく楽しめます。
大人の脳トレにも効果はありますか?
はい。デジャブやおばけキャッチのようなスピード系、注文の多すぎるゲームのようなワーキングメモリ系は、大人の脳トレにも最適です。家族で同じ土俵で勝負できるのも魅力です。
1人でも遊べる記憶力ゲームはありますか?
「TEN」はソロプレイにも対応しており、1人で暗算トレーニングとして遊べます。神経衰弱も1人用の記憶チャレンジとして活用できます。
記憶力ゲームは本当に記憶力アップに役立ちますか?
ゲームを通じてワーキングメモリや短期記憶を繰り返し使うことは、脳のトレーニングになると考えられています。何より「楽しく続けられる」点が、ドリルにはない大きなメリットです。
英語や算数の勉強も兼ねたい場合のおすすめは?
学習も兼ねたいなら、京大ボドゲ製作所の「キオクコネクト(英単語)」や「TEN(四則演算)」がおすすめです。記憶力を鍛えながら、英語や計算の力も同時に伸ばせます。
まとめ|記憶力ボードゲームで楽しく脳を鍛えよう
記憶力ボードゲームは、子どもの知育から大人の脳トレまで、世代を問わず楽しみながら脳を鍛えられる優れたツールです。今回紹介した10選から、年齢・目的・人数に合った1本を選んでみてください。
「学習効果もほしい」という方には、英単語が覚わる「キオクコネクト」や暗算が鍛えられる「TEN」がおすすめ。遊びながら確かな力が身につく、京大ボドゲ製作所のこだわりの自社製品です。
まずは家族みんなで1ゲーム。楽しく続けることが、記憶力アップへの一番の近道です。
