「このカード、取っておいたほうがいいかな?でも、このカードはあの人に渡したくないし…!」
ドラフト系ボードゲームは、カードやタイルを順番に選び取ることで戦略を組み立てていくのが特徴です。相手の意図を読み合う心理戦が繰り広げられる面白いジャンルですよね。
この記事では、初心者でも比較的遊びやすい15タイトルを厳選してご紹介。軽量級から中量級まで、幅広く取り上げていますので、お気に入りを探す参考にしてみてください!
スシゴー!
3ラウンド制で進行する、かわいい見た目とテンポの良さが魅力の軽量級ドラフトゲーム。プレイヤーは寿司ネタカードを1枚選び、残りを隣に回すというシンプルなルールです。
天ぷらは2枚で得点、刺身は3枚で高得点、ニギリ+わさびの組み合わせで得点が3倍になるなど、カードごとの得点方法が異なり、何を集めて何を流すかの駆け引きが盛り上がります。
参考:スシゴー / Sushi Go!(日本語版) | hemz
7WONDERS (世界の七不思議)
古代文明を舞台に、軍事・科学・建築など多彩な分野で自国を発展させる中量級ドラフトゲーム。3つの時代にわたってカードを選び、隣に回す形式で進行します。
全員が同時にドラフトを行うため待ち時間がほとんどなく、テンポも良いという点が人気の理由。プレイの幅が広く、建物を建ててワンダーを完成させたり、科学シンボルを集めたりと、複数の勝ち筋が用意されています。
参考:世界の七不思議 第二版 | ANALOG GAME INDEX
Seasons(十二季節の魔法使い)
Seasonsはファンタジーな世界観の「十二季節の魔法試合」をテーマにしたゲームで、「序章」と「本編」に分かれ、序章では9枚の魔法カードをドラフトし、3年間のラウンドに割り振っておくというシステムが特徴的です。
本編では、季節ごとの特殊ダイスをドラフトし、カード効果とリソースを駆使して魔法を発動。コンボ構築や計画性が求められ、ファンタジー好きな中級者におすすめの作品です。
参考:十二季節の魔法使い | ANALOG GAME INDEX
イッツアワンダフルワールド
近未来の国家を築き上げていく、ドラフト&エンジンビルドの傑作。毎ラウンド、カードをドラフトしてから「資源として捨てる」か「建設する」かを判断し、その後に資源を生産。これを4ラウンド繰り返します。
ゲームが進むごとに生産力が加速し、コンボがつながる感覚がクセになるポイント。建物の完成によって国家が成長していくビジュアルの満足感もあり、「静かな熱さ」を持った戦略ゲームとして高い評価を得ています。短時間で終わるのに手応えはしっかり。初心者から中級者へのステップアップにもおすすめです。
参考:イッツアワンダフルワールド It’s a Wonderful World ボドゲーマ
ワーリング・ウィッチクラフト
魔法素材を自分の場で生産し、それを“右隣のプレイヤー”に押しつけるという逆転発想のゲーム。ドラフトで獲得したレシピカードを使って素材を組み合わせ、うまく他人のボードをオーバーフローさせると得点になります。
コンボがつながると爽快で、同時進行で進むテンポの良さも魅力。30分未満で終わる手軽さもあり、ライト層にも刺さる1本です。
参考:ワーリング・ウィッチクラフト Whirling Witchcraft ボドゲーマ
ペーパーテイルズ
兵士や建物をテーマにした、ドラフト+リソース管理の中量級ゲーム。ユニットは2ラウンドで退場する寿命システムを持ち、長期戦略よりも短期的なリソース最適化が求められます。
戦闘・経済・建設などを4ラウンドでまとめて楽しめるテンポの良さと、前列・後列の配置によるコンボ性の高さが、スリムながら奥深いゲーム体験を提供します。
ネオム
モダンな都市を作るタイル×ドラフトゲーム。住宅、商業、工業といったゾーンを配置していくことで、収入や得点を得ていきます。3世代×7ターンで構成され、1世代目にドラフトされる「コーナーストーン」が戦略の軸になります。
配置ルールや連携によって都市の形が大きく変わるため、戦略とパズル性のバランスが心地よく、初心者でも見た目で状況を把握しやすいのがポイントです。
フィールド・オブ・グリーン
農場経営をテーマにした、カードドラフト&配置と生産要素のある中量級ゲーム。畑や牛舎などの施設を場に配置し、水・食料・お金といった資源を管理します。
各ラウンドの収穫フェイズでは、施設が正しく配置されていないと得点化できず、計画的な資源循環が必要。のんびりとしたテーマの中に、しっかりとしたリソースマネジメント要素が入っています。
参考:フィールド・オブ・グリーン Fields of Green ボドゲーマ
キーフロウ
中世の村を発展させる『キーフラワー』の姉妹作。こちらはカードドラフトを中心に据え、資源の収集・配置・船による移動といったアクションを構築的に展開していきます。
季節ごとに変わるカードの種類や、複数の得点手段が用意されており、ルールはやや複雑ながらも自由度と戦略性が高く、ゲーマー向けの一作です。
カーニバル・モンスターズ
『マジック:ザ・ギャザリング』のリチャード・ガーフィールドがデザインしたドラフト型モンスター収集ゲーム。モンスターを場に出すには対応する土地カードが必要で、毎ターンの収入や保管コストも発生します。
土地→モンスター→イベントカードという連携や、リスクを取るかどうかの判断がゲームを盛り上げます。デザインも幻想的で、美術的にも楽しめる作品です。
参考:カーニバル・モンスターズ 完全日本語版 – ArclightGames Official
あやつり人形
毎ラウンド異なる役職カードをドラフトして秘密裏に選び、その能力を活かして建物を建てる名作。暗殺・盗賊・王などの役職による効果と順番が駆け引きを生み出します。
手札やお金を増やすか、相手を妨害するかの選択が絶妙で、心理戦の要素が濃いゲームです。ブラフが好きな人や、正体隠匿系に興味がある人におすすめ。
参考:あやつり人形(新版)–ボードゲーム通販 JELLY JELLY STORE
トレジャーハンター
3つのダンジョンに挑むドラフト型カードゲーム。色分けされた冒険カードをドラフトし、各エリアで最大・最小値の勝負を繰り広げます。
ゴブリンからの襲撃対策や、アクションカードによる妨害、金貨集めなどが組み合わさり、意外と考えることが多いのが特徴。30〜40分で盛り上がれる、ファミリーにもぴったりのバランスです。
参考:トレジャーハンター | JELLY JELLY CAFE ボードゲームカフェ
アイル・オブ・キャッツ
袋から引いた猫タイルをドラフトで獲得し、自分の船の上にパズルのように配置していく中量級ゲーム。魚(通貨)を使って猫を救出し、色ごとのファミリーや巻物による得点を目指します。
猫だけでなく、レアトレジャーやカード効果の選択も悩ましく、思わず「もう一回!」と繰り返したくなる魅力があります。ビジュアルも愛らしく、ソロプレイや家族モードも用意されていますよ。
参考:アイル・オブ・キャッツ 完全日本語版 – ArclightGames Official
ドラフトサウルス
恐竜フィギュアを使って、自分の動物園に配置していく軽量級ドラフトゲーム。手番ごとに振られるダイスによって配置条件が変化するため、同じように見えて毎回異なる展開になります。
得点ルールがゾーンごとに異なり、「すべて違う種類」「同じ種類のみ」など多彩な縛りが楽しいポイント。サクッと15分で終わり、子どもから大人まで楽しめます。
ハダラ
5色のカードを使って、自分の文明を成長させていく中量級ドラフトゲーム。2フェイズ制のドラフト(山札から→捨札から)を経て、カード購入・収入・食糧管理・像の建造・メダルの獲得と、複数の要素が絡み合います。
リソースのバランス感覚と選択肢の豊富さが魅力で、最終得点の伸ばし方にプレイヤーの個性が出るのも面白い点。中量級ながらルールはわかりやすく、入門用としてもおすすめです。
参考:ハダラ 完全日本語版 – ArclightGames Official
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