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ボドゲクリエイターが選ぶ!おすすめ中量級ボードゲーム11選【2025年版】

カタンを遊ぶ男女のイラスト

この記事では、京大ボドゲ製作所のクリエイター兼、ブログ編集部のメンバーたちがおすすめする中量級ボードゲームを、まとめて紹介します!プレイ時間やルール難易度、選び方などをポイントに説明するので、ぜひゲーム選びの参考にしてください。

中量級ボードゲームの定義

プレイ時間は1時間前後

中量級ボードゲームとは、一般的に「プレイ時間が約1時間程度」のボードゲームを指します。軽量級と比べてやや長く、じっくりと遊びごたえのあるゲームが多いのが特徴ですね。というわけで、本記事でも1時間前後のボードゲームを中心に、中量級ゲームを選定していきます。

インストは15〜20分程度

インスト(=ルール説明)は15〜20分程度で済む作品として定義します。初回プレイでも気軽に遊びやすい点が中量級ゲームの魅力でもあるからです。この記事では、初めてのプレイヤーでも比較的理解しやすいものを中量級ゲームとして、紹介していきます。

ボドゲクリエイターが選ぶおすすめの中量級ボードゲームTOP11

第1位:カタン

カタンは、サイコロで出た資源をもとに道路や集落、都市を建てていくゲームです。資源の交換や交渉が勝敗を左右するため、戦略と交渉の両方の要素が楽しめます。

基本プレイ人数は3〜4人、プレイ時間は約60〜90分です。世界中で定番として親しまれている中量級ボードゲームです。

第2位:宝石の煌き

手番では宝石トークンを集め、カードを購入して自分の資源を増やしていく拡大再生産系ゲームです。購入したカードは割引効果を持ち、どんどん獲得スピードが加速していきます。

2〜4人用で、1ゲームは約30分〜40分。ルールは簡単ですが、勝つためには計画性とやりくりの力が求められます。

第3位:ユーリカモーメント

京大ボドゲ製作所が開発した『ユーリカモーメント』は、古代から現代、そして未来に至るまでの「発明の歴史」をテーマにした、拡大再生産型のカードゲームです。プレイヤーは発明家として、5種類の資源(エネルギー、技術工学、生物化学、情報伝達、社会システム)を使い、火や文字から始まる発明を積み重ねていきます。

発展の道筋はプレイヤーごとに異なるため、歴史の流れをなぞるような知的な楽しさと、自分だけの文明を築いていく達成感が味わえますよ。

2〜4人用で、プレイ時間は約30〜45分(インスト10分程度)。歴史や科学に興味のある方はもちろん、戦略的な拡大再生産が好きな方にもおすすめの中量級ゲームです。

第4位:プロジェクトL

パズルピースを使ってタイル課題を埋めていく、パズルとエンジン構築が融合した作品です。同時進行でプレイが進むためテンポが良く、短時間で戦略性と達成感を味わえます。

プレイ人数は1〜4人、プレイ時間は約20〜40分。アクリル製のピースとシンプルなデザインも人気です。

第5位:レス・アルカナ

リソースを生み出すカードとコンボを駆使して10点先取を目指すゲームです。毎回異なる初期手札からスタートし、限られた資源をどう活かすかが問われます。

2〜4人用で約30〜60分。戦略性とリプレイ性の高さが魅力です。

第6位:チケット・トゥ・ライド

アメリカやヨーロッパを舞台に、目的地チケットの都市間を鉄道でつないでいくゲームです。カードを集めて路線を確保し、他プレイヤーとの競合を避けながら効率的なルート構築を目指します。

2〜5人、プレイ時間は約30〜60分。ファミリーでも楽しめる視覚的で分かりやすい作品です。

第7位:アズール

2018年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作。陶器風の美しいタイルを集めてモザイクを完成させていくゲームで、見た目と手触りの良さが魅力です。

タイルの選択や配置によって得点が変わるため、直感的ながらも奥深い戦略が楽しめます。2〜4人用でプレイ時間は30〜45分。

第8位:パンデミック

プレイヤー全員で協力し、感染症の蔓延を食い止める協力型ゲームの代表作。各プレイヤーには異なる専門職が与えられ、連携と役割分担が不可欠です。

ゲームの目標は4種類の治療薬の開発。敗北条件も複数あり、毎ゲーム緊張感があります。2〜4人用、プレイ時間は約45分。

第9位:ハーモニーズ

カラフルな円盤と動物カードを使い、立体的な風景を作るパズルゲーム。動物ごとの得点条件を満たすように配置を工夫する必要があり、空間認識力と創造力が問われます。

プレイ人数は1〜4人、プレイ時間は30〜45分。温かみある木製のコンポーネントと立体的な構成で、アート性も高く評価されています。

第10位:ウイングスパン

各プレイヤーが鳥類保護区を運営し、多様な鳥カードを集めて得点を目指すエンジンビルディング型ゲームです。170種以上の鳥が登場し、カードごとに異なる効果があります。

科学的な知識に基づいた設計と美しいアートワークも魅力。1〜5人、プレイ時間は40〜70分。

第11位:クランク!

デッキ構築とダンジョン探索が融合したゲームです。プレイヤーは毎ターン、カードを使ってダンジョンを進み、財宝を手に入れて地上に戻ることを目指します。

騒音(クランク)を出すほどドラゴンに狙われやすくなり、リスクとリターンの駆け引きが魅力。2〜4人用、プレイ時間は約60〜90分。

中量級ボードゲームの選び方

ルールの難易度と遊ぶ相手のボドゲ経験に配慮する

選ぶ際には、遊ぶ相手の経験や好みに応じた難易度かどうかを確認しましょう。たとえば、初めての方と遊ぶならルールが直感的なものを選ぶと、スムーズに楽しめます。

一方、ボードゲームに慣れたメンバーなら、戦略性の高い作品や手番ごとの選択肢が多いゲームに挑戦してみてもよいでしょう。

プレイ人数に対応しているかをチェック

中量級ゲームの多くは2〜4人でのプレイが想定されていますが、人数に制限があるものもあります。購入前に、普段一緒に遊ぶ人数に対応しているか確認することが大切です。

拡張セットが用意されている作品では、プレイ人数の幅が広がることもあるので、そちらも併せてチェックするとよいでしょう。

所要時間・インスト時間を考慮する

遊ぶシーンによって、確保できる時間は異なります。1ゲームにどれくらい時間がかかるのか、インストにどれほどかかるのかを把握しておくと、無理なくプレイが楽しめます。

プレイ時間とインスト時間をセットで考えることで、当日の予定に無理なく組み込むことができます。

テーマやアート・デザインが好みかどうか

ゲームのテーマやデザインは、没入感に大きく影響します。世界観が自分好みのものだと、より一層ゲームに入り込みやすくなります。

ボードやカードのアートワーク、コンポーネントの質感なども、選ぶ際のポイントとして重視するとよいでしょう。

京大ボドゲ製作所では、京大生がオリジナルの
ボドゲを作っています

「学び×ボードゲーム」をコンセプトに、
様々なオリジナルゲームを企画・開発。

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