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ボードゲームの企画持ち込みをしたい人のための制作会社リンク集|初心者にもおすすめの4社

ボードゲームの企画持ち込みをしている写真

ボードゲームを作るには、自作の他にも企画持ち込みという方法があります。でも「どこに持ち込めばいいの?」と悩む方は多いですよね。特に初心者にとっては、大手出版社よりも相談しやすく、丁寧に対応してくれる中小メーカーがおすすめです。

ここでは、初心者にも比較的門戸が開かれている4社を厳選し、持ち込みをするときのポイントを解説します。

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企画持ち込み前に準備しておきたいもの

ルールブック

説明書です。誰が読んでも遊べるレベルに整理しましょう。

コンセプトシート

ゲームのチラシのようなイメージです。ゲームのテーマ、売りとなる要素、他作品との差別化のポイントなど企画の内容を1枚にまとめましょう。

プロトタイプ(試作品)

プロトタイプとは、テストプレイ用のボードゲームのモックのことです。この段階では手作りでもOK。実際に遊べることが重要です。

テストプレイ結果

実際にテストプレイをしてゲームを完成させた場合、改善した履歴や、遊んだ人からのフィードバックがあると印象が良いです。

ターゲット層・希望価格

実際にボードゲームとして商品化するには、利益や販路も重要になります。ビジネス的な観点でも提案を伝えると良いでしょう。具体的には、ターゲット層や希望価格などです。

企画持ち込みの流れ

メーカーへの企画持ち込みは、以下の流れで進むことが一般的です。

1. メーカーの選定

自分のゲームの方向性に合う会社を選ぶことが大切です。

2. 資料の準備

  • ルール説明書
  • コンセプトシート
  • プロトタイプ
  • テストプレイ結果
  • ターゲット層・価格

前述の通り、これらが揃っていると企画の魅力がスムーズに伝わりやすくなるでしょう。

3. メールや問い合わせフォームから連絡

実際にメーカーに問い合わせを行います。あいさつや自己紹介をはじめ、ゲームの特徴も簡単に紹介できると良いでしょう。コンセプトシートの添付もできるとベストです。試遊の機会をもらえるかどうか、相談をしていきます。

4. 企画審査

メーカー側が内容を確認し、市場性・ルールの完成度・独自性などを評価します。

5. 試遊テスト

担当者が実際にゲームをプレイし、面白さや改良点、量産可否などを判断します。ここでブラッシュアップの提案が出ることもあります。

フィードバックと修正はほとんどの場合発生しますので、この段階では柔軟に考えて調整することが重要です。

6. 商業化の検討

採用が前向きに進むと、ロイヤリティ、アートワーク、改訂方針、製造数などの具体的な話に移ります。

7. 契約・製造

正式に採用されれば、いよいよルール調整やデザイン制作、量産、販売へ進行します。

初心者向け!持ち込みしやすいボードゲームメーカー4社

1. GRANDOOR GAMES(グランドアゲームズ)

GRANDOOR GAMESは、インディーズ作品や個人デザイナーとの連携も多く、持ち込み歓迎の姿勢を明確に示しているメーカーです。

小ロット制作や独自タイトルの商業化にも積極的で、少人数・短時間で遊べる手軽なゲームを得意としています。ゲーム性を重視するため、完成度の高いプロトタイプがあると企画が通りやすくなります。

公式サイト:https://grandoor-games.com/

2. Engames(エンゲームズ)

Engamesは企業向けの研修ゲームやプロモーションゲーム制作にも実績があり、企画提案の経験が豊富なメーカーです。

個人デザイナーからの企画にも柔軟で、テーマ性の強い作品や企業コラボを視野に入れたい人に向いています。

公式サイト:https://engames.jp/business01

3. CreaScien(クレアシエン)

CreaScienは、企画・デザイン・制作・量産までをワンストップで支援する制作会社で、外部からの企画の製品化にも実績があります。

ルールは固まっていてもデザイン面や量産に自信がない!という人の相談にも向いています。商業化・制作支援・共同開発などやってほしいことを明確にして持ち込むと話がスムーズです。

公式サイト:https://creascien.jp/boardgame/

4. ピチカートデザイン(JELLY JELLY GAMES)

ピチカートデザインは、人気ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」を多数運営し、一般プレイヤーのもとへ届く強い導線を持つメーカーです。中量級以下のわかりやすく遊びやすいゲームを得意とし、短時間でルールを理解できる作品との相性が良いです。

持ち込む際は、カフェでどのように遊ばれるかを意識して説明すると好印象につながるでしょう。

公式サイト:https://pizzdesign.com/

企画持ち込むときの注意点

既存作品の模倣を避ける

同人作品ではルールがゆるいケースもありますが、商業出版では、既存作品と酷似したゲームは採用が難しくなります。ゲームの構造・テーマ・コンポーネントのいずれにおいても、明確なオリジナリティがあることが重要です。

また、参考にした作品がある場合は、どの点を独自に発展させたのかを説明できるとより信頼されます。

公開範囲に注意する

ゲームをSNSやイベントで公開しすぎると、出版社側が「商業的に扱いづらい」と判断する場合があります。特に完全公開されたルールや大量の配布実績があると、新作として流通しにくくなることも。

持ち込み前は、公開範囲や既存の露出について慎重に考えましょう。

魅力を短く説明する準備をする

担当者との最初のコミュニケーションでは、短時間で企画の魅力を伝える必要があります。

テーマ、キモとなるメカニクス、特徴的な体験などを1分以内で話せるようにしておくと、企画全体への理解がスムーズになり、試遊の際の印象も良くなるでしょう。

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様々なオリジナルゲームを企画・開発。

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