クリスマスは家族や友人とゆっくり過ごせる特別な季節です。そこで、本記事では クリスマスに特に相性のよいボードゲーム15選 を、遊び方の特徴に合わせてジャンル別に厳選しました。どれも初心者でも始めやすく、プレゼントにも選ばれやすい作品です。
戦略を立てて遊ぶボードゲーム4選
ゆっくり腰を据えて遊べる戦略ゲームは、冬の室内でのんびり過ごしたい人に向いています。先を読む面白さがあり、繰り返し遊べる魅力があります。
ブロックス
ブロックスは、各プレイヤーが 21個のポリオミノ型ピース を使い、自分の色のピース同士を角だけで接するように配置していく陣取りゲームです。4人プレイが最も代表的ですが、2〜4人で遊べます。
ゲームの目的は、できるだけ多くのピースを盤上に配置することです。他プレイヤーの進路をブロックしたり、序盤から有利な位置を確保したりと、シンプルなルールながら考えどころが多い点が魅力です。カラフルなピースは視認性が高く、家族で遊びやすい雰囲気があります。
カタン
カタンは、六角形タイルで構成された島を開拓しながら 勝利点10点の到達 を目指すボードゲームです。木材・レンガ・羊毛・小麦・鉱石の5種類の資源を入手し、道路・開拓地・都市・発展カードを建設・購入して進めます。
資源はサイコロの出目によって産出され、さらにプレイヤー間の交渉(トレード)が重要な要素となっています。交渉を通じて自然に会話が生まれ、協力と競争がバランスよく混ざったプレイ感が特徴です。また、島の地形配置が毎回変わるため展開が大きく変わり、繰り返し遊んでも飽きにくい作品です。
街コロ
街コロは、サイコロの出目によって収入を得ながら ランドマーク(4種)をすべて完成させたプレイヤーが勝利する街づくりゲーム です。プレイヤーは、麦畑やパン屋などの施設カードを購入し、出目に応じて収入が発生します。カードには他プレイヤーのターンでも効果が発動するものがあり、組み合わせを工夫して効率よく資金を増やす点が魅力です。
「出目に応じて収入」「施設のコンボ」「ランドマークの建設」というシンプルな構成で、初心者でも始めやすいゲームです。プレイ時間も短く、家族で過ごすクリスマスの団らんにも取り入れやすいテンポのよいボードゲームです。
ハーモニーズ
ハーモニーズは、動物たちの住む世界をテーマにしたタイル配置型ボードゲームで、プレイヤーはタイルを配置して地形を広げながら得点を獲得します。タイルは重ねたり並べたりでき、地形を組み合わせて最適な配置を作る点が特徴です。地形や動物の条件に応じて得点が加算され、最終的にもっとも得点の高いプレイヤーが勝者となります。
美しいアートワークと立体感のあるタイルが特徴で、プレイ中の盤面が徐々に自然豊かな島のように仕上がっていきます。落ち着いたプレイ感があり、インテリアとしても映えるためプレゼントとして選ばれやすい作品です。
スピードとひらめきを楽しむボードゲーム3選
パーティーシーンにぴったりの、短時間で盛り上がるゲームを紹介します。
ウボンゴ
ウボンゴは、プレイヤーが同時にパズルに挑戦する リアルタイム型パズルゲーム です。お題カードに描かれたスペースを、指定された 3〜4個のポリオミノ型ピース を使って素早く埋めることが目的です。制限時間内に完成したプレイヤーは「ウボンゴ!」と宣言し、得点となる宝石を獲得します。
子どもから大人まで幅広い層に親しまれており、運よりもひらめきや空間把握力が試される点が特徴です。短時間で何ラウンドも遊べるため、クリスマスの集まりでも取り入れやすいテンポのよさがあります。
ナンジャモンジャ
ナンジャモンジャは、12種類の個性的なキャラクターカードを使った記憶・反射系のゲームです。キャラクターが場に初めて出たときに名前をつけ、同じキャラクターが再登場したら誰よりも早くその名前を呼ぶことでカードを獲得します。
獲得したカード枚数がもっとも多いプレイヤーが勝利です。直感的に遊べるうえ、思いがけない名前が飛び出して笑いが起きやすく、クリスマスのようなパーティーシーンにも取り入れやすいゲームです。
ナインタイル ポケモンドコダ
ナインタイルは、裏表の絵柄が異なる9枚のタイルを使い、お題カードと同じ配置をいち早く再現するスピードパズルゲームです。ポケモンドコダ版では、絵柄がポケモンデザインになっており、直感的に遊びやすい点が特徴です。
誰よりも早くお題どおりにタイルを並べ替えたプレイヤーが得点を獲得し、複数ラウンドの合計点で勝敗が決まります。ルールが非常に簡潔で、子どもから大人まで一緒に楽しめるため、クリスマスのような集まりにも取り入れやすい作品です。
アクション要素を楽しむボードゲーム3選
手を動かしながら遊ぶゲームは見ていても楽しく、家族でのイベントにぴったりです。
キャプテンリノ
キャプテンリノ(原題:Rhino Hero)は、HABAが発売する カードを積み上げてタワーを作るバランスゲーム です。プレイヤーは、屋根カードの指示に従って壁カードを折り、次の階層を組み上げていきます。塔をより高く積みながら、タワーを倒さずに手札を使い切ることを目指します。
特徴的なのは、途中で キャプテンリノのフィギュアをタワーの指定場所へ移動させるルール です。リノが上に乗ることで重心が変わり、タワーが大きく揺れやすくなります。カードの配置と重さのバランスをよく考えながら進める必要があり、緊張感と楽しさが同時に味わえるゲームです。
アイスクール
アイスクール(Ice Cool)は、ペンギン型のコマを指ではじいて校舎内を移動させる フリッキング系アクションゲーム です。プレイヤーは「逃げる生徒」と「捕まえる風紀委員」に分かれてプレイし、役割はラウンドごとに交代します。逃げる側はドアを通過してカードを集め、風紀委員側は他のペンギンに触れることで得点となるカードを獲得します。
ペンギンのコマは底が重い独特の構造になっており、まっすぐ進むだけでなく カーブ・ジャンプ・方向転換 など多彩な動きを生み出すことができます。箱が校舎として組み立てられる立体的なコースも特徴で、視覚的にも楽しいゲームです。コミカルな雰囲気とアクション性が子どもに人気で、家族で盛り上がりやすい作品です。
キャッチ・ザ・ムーン
キャッチ・ザ・ムーン(Catch the Moon)は、プレイヤーが順番に 木製のはしごを積み上げるバランスゲーム です。ダイスにより「1本で支える」「2本で支える」「より高く置く」などの条件が決まり、そのルールに従ってはしごを配置します。はしごを倒した場合は雲のしずくトークンを獲得し、ゲーム終了時に もっとも失点(しずく)の少ないプレイヤーが勝利 となります。
見た目の美しさや、はしごが不思議な角度で組み上がっていく過程が魅力で、観賞用としても楽しめるほどです。繊細なバランス感覚と集中力が求められますが、ルールは簡潔なため初心者でも遊びやすい作品です。
表現力をいかすコミュニケーションゲーム3選
会話を楽しみながら遊べるゲームは、クリスマスの温かい雰囲気にぴったりです。
ディクシット
ディクシット(Dixit)は、美しいイラストが描かれたカードを使って遊ぶ 連想系コミュニケーションゲーム です。語り手(ストーリーテラー)は自分のカードを1枚選び、その絵から連想した言葉・短い文章・音などをヒントとして提示します。他のプレイヤーは、そのヒントに合いそうな自分のカードを1枚選んで提出します。
集まったカードを混ぜて表向きに並べ、全員がどのカードが語り手のものかを推測します。正解者数によって語り手・推測者それぞれに得点が入り、語り手のヒントが抽象的すぎても具体的すぎても得点になりにくいところがゲームの面白いポイントです。
芸術性の高いイラストと心理戦のバランスが魅力で、クリスマスの時間をゆっくり過ごすのにも向いている作品です。
ピクチャーズ
ピクチャーズ(Pictures)は、プレイヤーがそれぞれ異なる素材セット(小石・木の棒・キューブブロック・紐・アイコンカードなど)を使い、 お題となる写真カードを“言葉を使わずに”表現するゲーム です。与えられた素材だけでどのように特徴を表現するかがポイントで、制約があるからこそ創造力が刺激されます。
各プレイヤーは、自分が表現した写真カードを他のメンバーに当ててもらうことで得点します。素材の特性によって難しさが異なるため、毎回ちがった体験になるのも魅力です。家族や友人同士で盛り上がりやすく、クリスマスのような団らんの場に向いているゲームです。
ito:クラシック
ito:クラシックは、プレイヤーそれぞれに配られた 数字カード(1〜100) を「絶対に数字を言わずに」お題に沿って表現し、全員で数字の大小順にカードを並べることを目指す協力型コミュニケーションゲーム です。代表的なお題には「弱そうなもの」「やさしいもの」「高級そうなもの」などがあり、各プレイヤーは自分の数字がどの位置に入りそうかを会話を通じて伝えます。
公式ルールでは、テーマに沿った例え話・経験談・イメージを自由に語ってよい一方、「数字」「範囲」「順番を直接示す言葉」は禁止されており、この制約がゲームの面白さを生み出します。全員で正解に近づいていく協力感が強く、価値観の違いが自然に話題になるため、初対面でも盛り上がりやすい作品です。
協力して挑戦するゲーム2選
クリスマスに一体感を味わいたい人に向けて、協力型ゲームを紹介します。
ジャストワン
ジャストワン(Just One)は、プレイヤー全員で協力して お題となる言葉を当てる協力型ワードゲーム です。1人の回答者に対して、他のプレイヤーはお題のヒントとなる“単語”をボードに書きますが、同じヒントを書いた人がいる場合、その単語はすべて無効になり回答者には見せられません。
回答者は、残ったヒントだけを手がかりに正解を推測します。チームとしてできるだけ多くのお題を正解することがゲームの目的です。直感的で理解しやすいルールながら、ヒントの重複を避けつつ適切な言葉を選ぶ工夫が必要で、大人も子どもも楽しめるバランスのよい作品です。
ミクロマクロ:クライムシティ
ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)は、巨大な白黒の街マップを観察しながら 事件の手がかりを探し、推理して解決へ導く協力型推理ゲーム です。プレイヤーは、マップ上の人物や建物の動きを細かく追い、事件カードに書かれた質問に答える形でストーリーを進めます。
1つの事件は複数のステップで構成されており、「犯人はどこへ向かった?」「犯行の動機は?」といった問いに答えていくことで事件の全容が明らかになります。公式推奨年齢は10歳以上ですが、大人でもしっかり推理しないと解けない難度の案件が多く、親子でも楽しめる作品です。
クリスマスらしい雰囲気のゲーム1選
最後は、ホリデーシーズンにぴったりの特別な作品です。
ワニに乗る クリスマスエディション
「ワニに乗る(原題:Tier auf Tier)」は、木製動物コマのバランスゲームの人気シリーズで、そのクリスマス限定版では動物たちがサンタ帽や冬の装いを身にまとっています。基本ルールは通常版と同じで、プレイヤーは手番で動物コマをワニの上に積み上げ、崩さないよう慎重に配置していきます。
クリスマス限定版では、コマのデザインが季節仕様になっているほか、コンポーネントの色合いもクリスマス向けに調整されています。見た目のかわいらしさから装飾品のように飾ることもでき、ゲームとして遊ぶだけでなく、贈り物としても選ばれやすい特別版です。
ボドゲを作っています
様々なオリジナルゲームを企画・開発。






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