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数字や計算が好きになる!算数を使うボードゲーム21選【お子さまにも】

数字と計算とカードゲーム

算数は子どもたちにとって、生活にも将来にも重要な科目です。しかし、昔ながらの学び方だけでは飽きてしまうこともあるでしょう。

そこで、楽しく学べるボードゲームを活用してみてはいかがでしょうか?この記事では、算数のスキルを自然に身につけられるボードゲームを段階別に21種類ご紹介します。ボドゲ初心者でも選べるよう、わかりやすく説明しますのでぜひご覧ください。

関連記事:ボードゲームで数学力を育てよう!おすすめ数学系ゲーム10選

数の数え方を学べるボードゲーム

数の数え方を学ぶことは、算数の基本です。ここでは、数えることを楽しく学べるボードゲームをご紹介します。

こぶたのおんぶレース(旧すすめコブタくん)

こぶたのおんぶレースは、プレイヤーが自分のコブタをゴールまで進めることを目指すゲームです。このゲームでは、サイコロの出目に応じて進むマスの数を数える必要があります。サイコロを振って数を数えることで、自然に数を数えるスキルが身につきます。

また、大きな特徴は、他のこぶたがいるマスに止まると、相手のこぶたの上に乗って、そのまま運んでもらえるところ。面白い仕組みで、競争にも波乱が生まれます・・・!

参考:こぶたのおんぶレース 紹介動画

ドメモ

ドメモは、数の記憶力を鍛えるゲームです。プレイヤーは自分の前に伏せられたタイルの数を推測し、他のプレイヤーより早く全てのタイルを当てることを目指します。枚数の条件や他のカード、他者の発言を頼りに推理する必要があるので、数を覚える記憶力や、他者の行動意図を読み取る思考力が鍛えられます。

参考:【DOMEMO】ドメモ!!見えない数字を当てる!!簡単サクッと推理系ゲーム!!

ビス20

ビス20は、1から20の数字カードと40枚の指令カードを使った協力型のパーティゲームです。最初に1から20まで順番に一人ずつ数えるウォーミングアップを行った後、数字カードと指令カードによって命令をこなします。

まず、数字カードを2枚表にして、その2つの数字を入れ替えて数えます。例えば、3と8のカードが表になった場合、1,2,8,4,5,6,7,3,9…と数えます。

次に、数字カードと指令カードを1枚ずつ表にし、この数字の代わりに指令のアクションを行います。例えば、5と立ち上がるが表になった場合、1,2,8,4,立ち上がる,6,7,3,9…となります。そして、次の数字カードと指令カードを表にして指令を追加していきます。

レベルが上がるごとに指令の数がどんどん増えて難易度が上がります。途中で間違ったり、答えるのに3秒以上かかった場合は、宝石を1つ失ってしまいます。全員で協力して、宝石をすべて失う前にクリアすることを目指しましょう。

参考:数を数えるだけなのに!?大混乱の記憶力ゲームにトラジャ吉澤閑也も参戦!【ビス20】

ラッキーナンバー

「ラッキーナンバー」は、1から20までのクローバータイルを縦・横に小さい順になるよう並べて配置し、全てのマスを先に埋めた人が勝つボードゲームです。

プレイヤーは手番ごとに、裏向きか表向きのクローバーを一枚選び、それを配置ルールに従って自分のボードに置くか、既に置かれているタイルと入れ替えます。こうしてゲームを続け、最も早くボードの全てのマスを埋めたプレイヤーが勝者となります。

遊びながら、数の大きさを比べることを学べます。

参考:【ボードゲームアリーナ】ラッキーナンバーの遊び方【PBG】

コンプレット

コンプレットは、1から100までの数字カードを順番に並べるゲームです。ゲームの目的は、22枚のタイルを昇順に並べることです。

まず、各プレーヤーは裏向きのまま17枚のタイルを受け取り、1列に並べます。残りのタイルは中央に置きます。

プレーヤーは順番に中央からタイルを1枚取り、表向きにして自分の列に他の表向きのタイルとの順番が正しくなるように入れます。(表向きのタイルは全員に見えるため、ゲームが進むにつれて残りのタイルが予測しやすくなります。)

最初に全てのタイルを昇順に並べたプレーヤーが勝者となります。

参考:【ボードゲーム】コンプレット ルール説明動画 COMPLETTO

ニムト

ニムトは、1~104のカードを出して他のプレイヤーと競うゲームです。カードを出すタイミングによって減点されてしまうため、他のプレイヤーのカードの数を考慮しながら、どのカードを出すかを決めるのがポイントです。数の数え方や大きさを比べる感覚が自然と身につくでしょう。

参考:3分でわかる!カードゲーム「ニムト」超簡単説明

足し算や引き算を学べるボードゲーム

足し算や引き算は、算数の基本となるスキルです。これらのスキルを楽しく身につけるために、手軽に楽しめるボードゲームを紹介します。

ハリガリ

ハリガリは、フルーツが描かれたカードを使って遊ぶゲームです。プレイヤーは、カードを順番にめくり、同じフルーツの数が5になったときにベルを鳴らします。

これにより、素早く足し算を行う能力が鍛えられます。例えば、レモンが2つと3つ出た場合、合わせて5になるのでベルを鳴らします。

参考:「ハリガリ」─果物5つでベルを鳴らすスピードバトル─ | さいころテーブル

ひつじがいっぴき

ひつじがいっぴきは、ひつじの数を数えるゲームです。プレイヤーは、ひつじカードを集めて、その合計数を競います。ひつじカードの合計を計算することで、足し算のスキルを養います。例えば、ひつじカードが「4」「2」の場合、これらを足して「ひつじが6ひき」として出すことができます。

参考:Board Game | ひつじがいっぴき

ぴっぐテン

ぴっぐテンは、プレイヤーがカードを出し、合計が10になるようにするゲームです。

カードの合計が10を超えるとアウトとなります。このゲームでは、足し算と引き算の両方を使います。例えば、場に「7」が出ているときに「3」を出すと合計が10になり、成功します。他にも、±5の効果を持つ特殊カードなどがあり、バトルが白熱しますよ!

参考:【ぴっぐテン】紹介・遊び方 合計がちょうど10になるようにカードを出す!

宝石がいっぱい!

「宝石がいっぱい!」は、プレイヤーが宝石を集めて、その価値を競うゲームです。プレイヤーはカードをめくることでさまざまな種類の宝石や化石を掘り出し、獲得していきます。

宝石カードにはそれぞれ価値があり、合計して最も高い価値を目指します。宝石の価値を足し合わせることで、足し算のスキルを自然に身につけることができます。例えば、カードの価値が「3」「4」「5」の場合、これらを足して合計価値を計算し、12点になります。

参考:【商品紹介】『宝石がいっぱい!』

トータス MEDAL

トータス MEDALは、神経衰弱のようなゲームで、メダルをひっくりかえし、そこに書かれた数字を足して10にすればそのメダルを獲得できます。例えばメダルをめくって「6」と「4」が出たらそのメダルを獲得できます。

このように、足し算のスキルと記憶力を両方同時に鍛えられる楽しいゲームです。

参考:「1分でわかる」足し算×神経衰弱 知育にも! トータス メダル【ボードゲーム】

ナインブレイク

ナインブレイクは、数字が描かれたコマを使ったオセロのようなゲームです。オセロと異なるのは、「はさんだ相手のコマの数字の合計が、両端の自分の駒のコマの数字の合計より小さい場合だけひっくり返せる」という点です。

足し算や持ち駒の把握が必要になるので、オセロ+足し算が合わさった戦略ゲームといえますね!1プレイ15分程度と短時間で終わるのも、気軽に遊べてGoodなポイント。

参考:【ナインブレイク】紹介・遊び方 オセロ×足し算⁉手軽に楽しめる知的数字ゲーム!

ヘックメック

ヘックメックは、サイコロを使ったゲームです。プレイヤーはルールに従ってサイコロを振り、その合計得点に応じて虫のタイルを取ります。

プレイのイメージは参考の動画を見てもらう方が分かりやすいでしょう。他のゲームと比べると少しルールは難しいですが、サイコロを振る楽しさと足し算の学びが合わさったゲームになっています!

参考:7分でわかる!ボードゲーム ルール説明「HECK MECK ヘックメック」(No.17)

ジャストフォーファン

ジャストフォーファンは、6×6のボードで4目並べを行うゲームです。縦、横、斜めに4つのコマを並べると勝利です。

手札に配られた数字カードを組み合わせて作った数字と同じ数字が描かれたマスに自分のコマを置いて並べていきます。

他のプレイヤーのコマがあるマスにも置けますが、各マスで単独1位のプレイヤーがそのマスを所有するので、マスの奪い合いが発生します。シンプルながら繰り返し楽しめるゲームで、足し算を多く使います。

参考:[ゲーム紹介]ジャスト・フォー・ファン | JELLY JELLY CAFE ボードゲームカフェ

ノイ

ノイは、プレイヤーが数字カードを出していくゲームです。カードの合計が101を超えないようにするため、足し算や引き算のカードを出してペナルティを避けます。

例えば、場に「80」のときに「20」を出すと合計が101になり成功しますが、「25」を出すと超えてしまい失敗します。「-10」などの引き算カードのほかにも「パス」「ターン」などのように特殊カードが存在するため、UNOのようにバトルが盛り上がります!

参考:ノイ(neu)カードゲーム

ウサギとカメ かけ引き大レース

「ウサギとカメ かけ引き大レース」では、プレイヤーはうさぎとなり、ニンジンカードを使って進むすごろくのレースで一番にフィニッシュを目指します。手札のニンジンカードを使い、ニンジンが無くならないよう、ニンジンを補充できるスペースを考えながら止まることが重要になったり、後戻りが最善の選択肢となる場合もあります。

順位が悪いほど補充できるニンジンが増えますが、フィニッシュするには手札の残りニンジンが順位×10本以下でなければなりません。手札のニンジンを調整し、ペース配分を考えて一位を目指します。

参考:フクハナのボードゲーム紹介:No.321『うさぎとカメ かけ引き大レース』

掛け算や割り算を学べるボードゲーム

掛け算や割り算は、算数の中でも高度なスキルです。これらのスキルを楽しく学ぶためのボードゲームを紹介します。

TEN

TENは、四則演算をテーマにしたカードゲームです。プレイヤーは数字や計算記号(+−×÷)が描かれた7枚の手札をもち、順番に引いたり捨てたりしていきます。

最終的に、手札の数字と四則記号で作った計算結果を10にしたプレイヤーが、手札にある赤色のカードをスコアとして獲得できます。

シンプルなルールで遊べますが、奥が深く繰り返し楽しめます。遊びながら掛け算や割り算が学べる、ユニークなカードゲームです!

参考:TEN|算数を駆使して遊ぶ、頭が良くなる軽ゲーム【商品紹介】

ウミガメの島

「ウミガメの島」はすごろく風ゲームで、サイコロを振ってカメのコマを進めます。各プレイヤーの手番では3つのサイコロを一つずつ振り、その「合計値×サイコロの数」だけカメを進めますが、合計が8を超えるとスタート位置に戻されてしまいます。

1周は21マスで、3つのサイコロの合計が7になると1回で1周できます。ゴールするたびに公開されたポイントカードを1枚引き、スコアをためることができます。このゲームの特徴は、同じマスに止まるとカメが上に乗る点。上に乗られたプレイヤーは、乗ったプレイヤーの指示に従ってサイコロを振る必要があります。また、上に乗られたままゴールした場合、カードを引けるのは上に乗ったプレイヤーだけです。

参考:【ボードゲーム】ウミガメの島 ふんわり遊び方動画

ナンバーナイン

ナンバーナインはタイル配置系のボードゲームです。

プレイヤーは数字の書いてあるカードを引き、対応するタイルを1枚取りテーブルの中央に配置します。既に置かれているタイルがある場合、必ず1辺がつながるように配置します。もし2段目に置けるスペースがあれば、2段目に置くこともでき、その場合は置いた数字×段数-1の得点を得られます。

プレイヤーは数字タイルを積み上げる際に、その数字と積み上げた数を掛け算してポイントを計算します。これにより、掛け算のスキルが自然に身につくでしょう。

参考:【ボードゲーム プレイ動画】ナンバーナイン【No.31】

インカの黄金

インカの黄金は、プレイヤーが宝石を集める冒険ゲームです。みんなで遺跡を探検し、危険を覚悟で奥へ進んだり、戻って脱出したりして、財宝をたくさん集めるゲームです。

持ち帰った宝石の数を割り算して、その価値を計算することで割り算のスキルを学びます。例えば、10個の宝石を2人で分ける場合、10÷2で一人当たり5個の宝石を得ることになります。

参考:2分でルール解説『インカの黄金 新版』

トゥーアンリミテッド

トゥーアンリミテッドは、大富豪のようなカードゲームですが、チップを取ることで出したカードの数字をさらに大きくすることができます。手札とチップを組み合わせることで戦略が広がり、大富豪よりもさらに爽快感のあるプレイ味になっています。

このとき、チップの枚数を足したり掛けたりするので、計算の練習になりますね!

参考:トゥーアンリミテッド